シューベルト (朝日選書 584)

  • 朝日新聞社 (1997年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784022596840

みんなの感想まとめ

音楽と時代背景が交錯する中で、ある作曲家の魅力を深く掘り下げた一冊です。シューベルトの音楽は、彼の短い生涯とウィーンの社会情勢と密接に結びついており、その影響を受けた作品群は多様性に富んでいます。特に...

感想・レビュー・書評

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  • シューベルト
    シューベルトを知らない人のことも考えて記します。

    シューベルトは有名な作曲家の中でも一番背が低かった。
    歌曲を多く作出して私は野バラが好きだ。
    ベートーヴェンを追う作曲家として注目されたがかなり若くして没してしまった。

    こんな情報を持って私はおばさんになり、またピアノと向き合うことになって
    さてシューベルト、楽興の時を弾くのか…という時がきた。
    シューベルトは嫌いじゃないでもお付き合いした事なく、ただ知らないから師の仰せの通り楽興の時3番を弾くのは嫌だ。
    シューベルトは置いておき、シューマンにすり替えた。

    そしてまたシューベルトをと言う感じになってきて、出会ったのがピアノソナタ21番…これはハマった。弾くというには超越した技術がないし手の故障もあって難しい、それなら聴くとなったがこれはれは大変な大作だ。ファンが多いのもわかる。是非聴いて欲しい。

    この状態でこの本に出会って、シューベルトを改めて知りたくなったのですが、知らない事だらけでした。
    若くして没したのは、梅毒だったようだし、シューベルトにはたくさんの愛好家や仲間がいてシューベルティアーデと呼ばれていたらしい、たくさんの歌曲だけでなく弦楽曲、なかでも室内楽をたくさん書いているそれは主役がクラだったり…引き立て役と思える楽器の特性を上手に作曲している。

    この本と出会わなかったら知らなかったシューベルトがたくさんいた。
    楽興の時は知ってるけどという人には是非読んでもらいたい。

  • シューベルトについて、当時の社会情勢と絡めながら彼の音楽性を詳細に分析した伝記本。シューベルトが生涯のほとんどを過ごした当時のウィーンの様子も詳しく描かれており、音楽家は時代の流れと無縁ではいられず、その作品は意識的あるいは無意識のうちに影響を受けていることがよくわかる。シューベルトは未完の作品の割合が多いが、それは彼自身が新しい時代の風を鋭敏に感じとり、モーツァルトやベートーヴェンなどが愛用していた古い形式ではもう音楽が書けないことに気づいた結果なのだという。もっとも、未完成交響曲が未完に終わった理由はそれだけではいらしいが……。

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著者プロフィール

1936年和歌山県生まれ。東京大学大学院修士卒。中央大学名誉教授。芸術全般を対象とする形象研究。著書に『フェルメール―窓からの光』(講談社)、『音楽の悪魔』『ムーサの贈り物』(音楽之友社)、『シューベルト』『気球の夢―空のユートピア』(朝日新聞社)、など。

「2023年 『もっときわめる! 1曲1冊シリーズ ④ シューベルト:《冬の旅》』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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