衣服で読み直す日本史―男装と王権 (朝日選書)

著者 : 武田佐知子
  • 朝日新聞社 (1998年6月発売)
3.00
  • (0)
  • (0)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
  • 本棚登録 :17
  • レビュー :4
  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022597014

作品紹介

本書は、見ただけでわかる人間相互の標識、衣服から日本の歴史を読み解く。

衣服で読み直す日本史―男装と王権 (朝日選書)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 第三章の、孝謙は冕冠を被ったか否かの考察が、なかなか興味深い。日本の衣服は元来ユニセックスであるという定義のもとに展開する、衣服の性差とそれにまつわる王権の関係について論を展開する。

  • 明治維新前まで日本は性別文化が発達しなかった国。
    平安期の男性は何故「女々しく」泣くことが許されたのか。
    女房の衣装に何故緋袴(ズボン)が利用されたのか。
    着物に男女差がないのは何故か。
    女性天皇が男装した経緯とは何か。
    本書は王権との関わりを踏まえ、日本男女の衣服から日本史を読み直す試みを行っている。

    歌舞伎の女形や日本が同性愛に寛容な面も中性的なものを美しいとする美意識が古来より続いているからなんだろうな。

  • 男装、異性装から歴史を読み解いていく書。
    物語や百人一首に描かれた画像、様々な点を取り上げており興味深い。

  • 変身→変心、衣服が人格を変える機能を持つ事。衣服は人間の肉体を離れては、衣服としての「機能」を果たし得ない。

    新たな形態の衣服に価値の転換を生じた過程、どのような価値観が生じたのか、社会がどう対応したのか? 

    日本古来のユニセックス的な美意識。衣服の性別未分化、古代、男女が同じ衣服を着用していた。 

    平安時代、男性の美意識・行動様式の理想像や価値観が女性のそれと極めて接近していた。 

    男女の美貌の類型が合致していた。 

    日本の服装の歴史は、究極的には、常に男装が女装に駆逐される形で展開してきた。

全4件中 1 - 4件を表示

武田佐知子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

衣服で読み直す日本史―男装と王権 (朝日選書)はこんな本です

ツイートする