死をめぐる50章 (朝日選書)

制作 : 週刊朝日 
  • 朝日新聞社 (1998年6月発売)
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  • レビュー :3
  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022597021

作品紹介

いかに生きいかに死ぬか50人の論者が語るそれぞれの死生観。

死をめぐる50章 (朝日選書)の感想・レビュー・書評

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  • 「ひと、死に出あう」週刊朝日に連載されていた50人の「死」に対するリレーメッセージ。個人的にはかなり良書だと思いました。

    50人みな様々な考えがあって、とても興味深く読み終えることが出来ました。仲代達矢夫婦の生き方にジーンとしました。

    戦争や空襲を体験し数多くの死を目にし、生き残った先輩方の言葉が重かった。今の世の中に足りないものは「死」に対する覚悟や、危機感のなさなのではないか…とふと思った。死があまりにも日常生活とかけ離れていて、管理され過ぎていると思いました。

    養老さん曰く、死が貨幣と似たようなものと化している…という言葉が印象的でした。あと池田満寿夫氏のパートナーの佐藤陽子さんも、どんなに愛した美しい人も亡くなってしまうと“物体化してしまう”と死をとらえている…。(飼い犬の方が満寿夫氏の死をよく理解していると書かれていた、動物の本能ってすごい!)ひとは理性とか知恵を与えられた分、死を「こわい」と感じてしまうんだろう。ある意味…皮肉かも。

    読んでいても無意識に向かい合いたくないのだろう…、すごい、素敵だ!と思っても、読んだ端から忘れていく……。大事なことなので、読破に果てしなく時間がかかったけど、いつかまた再読したい一冊であります。

  • 昨年の夏父の七回忌をすませた。
    あまりの突然の死に、容易に受け入れることができず、ながいこと自分の中で抱え込んでいた。
    死ということの意味を考えていた。
    しかし、死ということは考えようとしても考えはうまくまとまるはずのないもので、どこかで心を論理的に整理する必要があるのかもしれない。と、漠然とした結論を出していた。
    死ということの意味、受け入れ方、自分の健康について、考えても考えても上手く答えは出ない。
    そんなとき、新聞でこの本のことを知った。
    読んでみたいと思ったものの、なかなか手に入れることができず、ネットの古本で入手した。
    著名人が死についてのことをリレーエッセイで書き綴ったもの。
    週刊朝日に連載していたものらしい。
    とても素晴らしい本だった。この企画のアイデアもいいと思う。
    リレーエッセイなので、読みながら立ち止まりながらじっくりと考えることができるのもいい。
    最近仲良くなった同じ年の友人と話をしているうちに、彼女は母親を亡くしているということがわかった。
    やはり、彼女もすごく死について考えており、お茶をしながら話し込んでしまった。
    こういう話をじっくりとできる友人ってありがたい。
    親を亡くすということが、死についてもっとも考えるときであり、その前と後では人生観が大きく違うといっても過言ではない。
    まだまだ自分自身考えはまとまっておらず、いつかしっかりと文章にしておきたいと思うものの、
    また、自筆で遺言を書く、という行為も、そのうちしなければと思いながら何もしていない。
    自分が重い病にかかったとき、どう対処してもらうのか、そのときの年齢によっても大きく違ってくる。
    とにかく考えることはたくさんある。死について考えるということは、自分の生きてきた人生について考えるということでもあるという指摘は確かに正しい。

  • 914.6

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