宗教をどう教えるか (朝日選書 630)

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022597304

作品紹介・あらすじ

怪しげな世界に心ひかれがちな子どもたち。「こころ」は、「いのち」は、どうすれば伝えられるのか。朝日新聞「こころ」のページ連載「宗教と教育」を本にした。

感想・レビュー・書評

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  • 教育の場で宗教をどう教えるべきか。「特定の宗教・宗派を公立校で教えてはいけない」という法律がある中、単なる習慣と思っていた所作も「特定の宗教に由来する」と抗議が上がることもある。

    強要は論外としても、抗議があった以上やめればそれで良いのか、という課題を冒頭から突きつけられる。また、道徳教育をする上でいずれかの宗教の影響はついてまわり、宗教を教育から完全に切り離すことはできないのではといった話が、教育・宗教の関係者への取材で浮き彫りになる。国内外の事例が紹介され、国によって事情は変わり、国内でも公立私立で立場はだいぶ変わる。それでもどこの団体でも、信仰の自由と法律との兼ね合いや伝え方に大いに悩んでいる姿がある。

    1997年に書かれた本でオウム真理教の話題がよく登場するが、気になったのはヤマギシ会のことだ。本書でかなり否定的な論調で書かれている。一時期よく耳にした名前だが、現在どうなっているんだろう。

  • 息子用に購入。

  • 宗教教育の現状の確認、特に今足りていない部分を見せてくれるのが非常に有意義。

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著者プロフィール

1941年、岩手県江刺市生まれ。早稲田大学第一政治経済学部政治学科卒。1965年、朝日新聞社入社。学芸部員、論説委員、大阪本社学芸部長を経て東京本社学芸部「こころ」編集長などを務め、2003年退社。現在、大阪経済大学・拓殖大学・立正大学講師。著者に『宗をどう教えるか』(朝日選書)『教育基本法「改正」批判』(共著、文理閣)『戦争と追悼‐靖国問題への提言』(編著、八朔社)など。

「2005年 『宗教の教科書 12週』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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