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- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022597304
作品紹介・あらすじ
怪しげな世界に心ひかれがちな子どもたち。「こころ」は、「いのち」は、どうすれば伝えられるのか。朝日新聞「こころ」のページ連載「宗教と教育」を本にした。
感想・レビュー・書評
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教育の場で宗教をどう教えるべきか。「特定の宗教・宗派を公立校で教えてはいけない」という法律がある中、単なる習慣と思っていた所作も「特定の宗教に由来する」と抗議が上がることもある。
強要は論外としても、抗議があった以上やめればそれで良いのか、という課題を冒頭から突きつけられる。また、道徳教育をする上でいずれかの宗教の影響はついてまわり、宗教を教育から完全に切り離すことはできないのではといった話が、教育・宗教の関係者への取材で浮き彫りになる。国内外の事例が紹介され、国によって事情は変わり、国内でも公立私立で立場はだいぶ変わる。それでもどこの団体でも、信仰の自由と法律との兼ね合いや伝え方に大いに悩んでいる姿がある。
1997年に書かれた本でオウム真理教の話題がよく登場するが、気になったのはヤマギシ会のことだ。本書でかなり否定的な論調で書かれている。一時期よく耳にした名前だが、現在どうなっているんだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
息子用に購入。
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宗教教育の現状の確認、特に今足りていない部分を見せてくれるのが非常に有意義。
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