生涯最高の失敗 (朝日選書)

著者 :
  • 朝日新聞社
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本棚登録 : 132
レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022598363

作品紹介・あらすじ

「なんで私が?」…突然降って湧いたような授賞の知らせに驚く間もなく、はじまった「ノーベル賞シフト」。「43歳主任」の「変人」ぶりばかりを強調する報道に戸惑い、憤り、そっとしておいてほしいと念じてきた著者が、「理系の人間は、自分を理解してもらう努力が不足している」という自らの主張を実践するために、はじめて、エンジニアとしての人生を語った。ノーベル賞受賞が決まった日の混乱、授賞された発見の背景にあった「生涯最高の失敗」、励ましてくれた人たちのこと、ライバル研究者の公正な態度、企業のエンジニアとしてはたらくことの生きがい、チームワークの大切さ、独創性・創造性の源はなにか、など、はじめて明かされるエピソードと新たなメッセージを込めた、会心の一冊。

感想・レビュー・書評

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  • *図書館の所蔵状況はこちらから確認できます。*
    http://opac.lib.kitami-it.ac.jp/webopac/catdbl.do?pkey=BB50060902&initFlg=_RESULT_SET_NOTBIB

  • 近年の科学の研究は基礎よりも応用研究に重点を置いているような気がします。
    田中さんが仰る通り「基礎があるから応用があって、応用がなければ基礎がいきない」はその通りだと思います。

  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA63493471

  • 企業における技術者の役割を知る上で、役に立つ本だと思います。

    田中さんがノーベル賞をとったことに焦点を当てるよりも、企業内の技術開発の過程や技術者の悩みや喜び、そういうドラマとして読むのがよいと思います。

    この本が出た頃(田中さんがノーベル賞をとった翌年)に読んでいたら、ノーベル賞に囚われて読むことになったと思うのですが、それから10年経った今読むと、技術者としての田中さんを冷静に見られる気がします。

    もちろん、時が経っても、田中さんの業績が色あせることはありません。

  • 仮面をはぐか、そのままか。

    田中さんのように仮面をつけずに通せる人もいる。やりたいことをやれる、やりたいことがみえている、信念もって言える人もいる。

    そうじゃない人はどうするか。仮面をかぶって生きて行くか、無理に脱いでしんどい道を選ぶのか。

  • 明後日から授業。今日はヒッキーで教材研究の日。
    教材研究といいつつ脱線中。

    高校1年生の教材の1番目が田中さんの関するもの。教材ではノーベル賞のことがメインだけど、去年の夏も田中さんの研究のことがニュースになっていたし、田中さんのことをもうちょっと知りたいな〜と本を買ってみました。

    この本は、どうしたら独創的な考え方をできるか〜というような話でもないし、田中さんの伝記めいたものでもありません。

    田中さんの日常、考え方、今進めている研究の展望、色々。
    (この本の中で出て来た研究が、去年の夏、大々的に報道されていたのがなんだかうれしかった。)

    「子どもたちはひとりひとり、置かれた環境もちがえば、性格も体格もちがいます。私にとって良い環境が、ほかの人には悪い環境になることも、当然、あり得ます。ですから、ここで書いていることは、決して一般論ではなく、あくまで田中耕一という個人にとってはこうだった、という内容であることを、ご理解ください。」

    この言葉を読んで、ああ続きも読みたいなと思いました。

    田中さんは、あれができないとダメだ、これも失敗だ、という減点法の考え方だと、新しいことへ挑戦する気持ちにつながらないと思う、と言っています。私もなるほどと思います。

    でもまた違う面から見ると、それが良い面に結びついていたりして、何が正解っていうことではないんだろうなと思いました。

    一面的に、こうだ!という書き方をしない田中さんの文章、読みやすくて、これはおススメです。

    教科書に載っている評論って、おいおい何十年前だよ、と思うものがけっこうあるけれど、その時代になにがあった、とかどんなことが話題だったか、ということを考えると、その評論が書かれた背景が分かって面白い。私はそういう読み方が好き。

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:464.2||T
    資料ID:50300995

  • そうだったのか。田中さんの業績はMALDI-TOFだったんだ。
    高分子の質量分析方法で、特にたんぱく質をそのまま質量分析できることが意義深いらしい。遺伝子レベルのサイズからたんぱく質レベルのサイズである分子へ分析可能範囲を一気に広めたということ。
    本書は筆者のひとがらがあらわれていて、まじめな日本人科学者の代表という印象。

  • 三葛館一般 464.2||TA

    マスコミなどの第三者が取材して書いたものではなく、田中氏本人の著書。
    全く予想していなかったノーベル賞受賞。その日から生活が一変し、めまぐるしく過ぎ去った日々。
    その時の田中氏の思い、受賞に至った発見や研究開発についてなど田中氏が伝えたかったことがすべて記されています。
    ノンフィクション作家の山根氏との対談は分かりやすく、ユーモアたっぷりでとても面白いです。

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=40837

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