日本の道教遺跡を歩く―陰陽道・修験道のルーツもここにあった (朝日選書 737)
- 朝日新聞社 (2003年10月11日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022598370
作品紹介・あらすじ
天武天皇が向かった吉野には、いったい何があったのか?なぜ桓武天皇は、長岡京にこだわって造都したのか?出雲・伊勢・宇佐の三大社のなりたちとは?鎮宅霊符、宵待ち講、鬼やらい、今もつづく習俗のルーツをたどってみえてきたものは?皇帝のよみがえり、不老不死の宮殿、海のかなたのユートピア…隋唐時代の中国で、儒教・仏教以上に広まっていた道教。同じころ実は日本の各地にも伝わり、占い、まじない、呪いなど日本人の宗教観に深く根づき現代にも影響を及ぼしている。道教とはどんな教えなのか?いつごろ成立したのか?ほかの宗教とのちがいは?第2部に道教入門のためのQ&A集を収録。
感想・レビュー・書評
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多くのものを中国から取り入れて発達してきた我が国ですが、科挙・宦官・纏足・道教は、その弊害ゆえ取り入れなかったという自慢話があります。ところが、全国各地の道教遺跡を訪ねると、その痕跡が至る所にあるとするフィールドワークです。斉明天皇や天武天皇の道教への傾注。呪術の話や北斗信仰、庚申信仰、天台宗円仁が勧請した異国の神など興味深い話が満載です。教団や道士単位でつかめないので、体系的に把握しづらい道教ですが、確かにあった、各地にあった、連綿とあったということはよく理解できました。
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斜め読みしかしてないので、これから勉強します。
……しかしほんとに奥が深いなあ。
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