メアリー・アニングの冒険 恐竜学をひらいた女化石屋 (朝日選書)

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  • 朝日新聞社 (2003年11月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022598394

作品紹介

「天地創造」が生命の起源だとされていた時代を抜け、博物学から出発した地質学、古生物学が誕生した19世紀のイギリス・ヴィクトリア朝-紳士階級は競って古生物化石を求め、生命の歴史を語る大発見はないものかと、目を凝らしていた。そんなころ、イギリス南部の景勝地ライムで、貧しい少女メアリー・アニングが紳士たちを驚嘆させる「クロコダイル」の化石を掘り当てた。これこそ、生命界のミッシングリンク-皆こぞってメアリーが掘り出す化石に注目した。メアリーは独学で古生物や解剖学の最先端の知識を仕入れ、危険な崖から命がけで掘りあてた化石を学者、貴族や大英博物館、海外の博物館に売り込み、買い手たちと堂々と渡り合うほどに成長した。現地ライムを訪ねてメアリーの足取りをたどり、英国自然史博物館、オクスフォード大学自然史博物館の収蔵庫から、本人の数少ない手紙や科学者たちが残したさまざまな資料を探しだし、その短く数奇な生涯を浮き彫りにした世界初の伝記。

メアリー・アニングの冒険 恐竜学をひらいた女化石屋 (朝日選書)の感想・レビュー・書評

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  • お父さんから借りっぱになっていたのを、先日のGoogleのでメアリー・アニングの日を見て、漸く・・・

    少ない資料から、(ある意味)アマチュアなメアリーの伝記を書くのは

  • 実直な労作だけれど、面白かったかと問われると、面白くはなかった。僅かな資料から、ほとんど知られていない実在の女性の来歴を掘り起こした一種の研究書なのだが、この女性、メアリー・アニングに強い興味を持っている読者でなければ、ピンとは来ないのではないか。化石と考古学の魅力が語られないので、メアリーの情熱も喜びも伝わってこない。タイトルで期待するとがっかりするかも。

  • さながら冒険小説である。
    化石を発掘していた知られざる女性メアリー・アニングを追いかける。少ない資料から謎が解かれていき、遥か昔のメアリー・アニングが「発掘」されてゆく。

    ダーウィンの『進化論』の約200年も前のことと言うから、まだ天地創造が信じられていた頃。
    イギリスの片田舎で多くの化石を発掘し、研究に多大に貢献しビジネスにもしていたメアリー・アニング。しかし階級社会にあって労働者階級に属し、しかも女性であった彼女のことは公的な記録には残されておらず、古生物学界でもあまり知られていなかったという。
    その彼女に焦点をあて、彼女を追いかけていったこと自体が「発掘」であり、その筆致は、さながら冒険小説のようにスリリンで、どきどきハラハラする。

    いつぞや瀬名秀明さんがこの本のことを語っておられてびっくり。
    また、ジブリでも狙っているという話を聞いたことがあるような気がするが、そしてもしそれが本当なら、かなりぴったりな素材ではないかと思うが、はてさてそれはどうだったか。

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