映画のなかのアメリカ (朝日選書)

著者 :
  • 朝日新聞社
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本棚登録 : 72
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022598950

作品紹介・あらすじ

「普通の人がどう考えて生きているのかをつかまえない政治分析は、狭く、痩せてしまう」と考える、現代日本有数の国際政治学者は、映画を論じることによって、アメリカ社会・アメリカ政治の実態に迫ろうとする。たしかに、「映画を手がかりとして、『政治家の世界』よりも視野を広げ、その社会の共通了解と時代精神の変容を理解する」のは、「アメリカのように映画の持つ意味が際だって大きい社会を考えるときには有効な方法だろう」ことは間違いない。題材としてとりあげるのは、『國民の創生』から『ミリオンダラー・ベイビー』まで、古今のアメリカ映画。社会科学者として、そして大の映画好きとして、自在に映画作品を語る著者は、アメリカ社会の過去と現在をわかりやすく提示する。

感想・レビュー・書評

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  • 映画を通してアメリカを見てみるという観点は面白いけど、映画好きの側面が強烈に出ていてアメリカ云々というよりは映画の評論書になっている。
    ディズニーの見方やスターウォーズ嫌い等、苦笑を禁じ得ない記述もあり読み応えはそれなりにあるが、何かが残るような本ではない。
    筆者が藤原帰一でなければまず読まなかったであろう。

  • 若干取り留めのない感じもしたけど、面白い映画・アメリカ社会入門だと思う。

  • アメリカにおける戦争・人種・大統領・宗教事情などを、関連する映画作品の紹介を交えて解説する。

    国際政治というよりは映画の紹介本の色彩が濃い。しかし、我々に身近な映画(とはいえ結構マニアック)が題材にされていることもあり、専門的な学術書よりは幾分飲み込みやすかった。個人的にはディズニーの記述が気になった。字幕版を見直したくなる。

    本書で紹介された映画めぐりをすることに決めたのだが、果たしてTSUTAYA・ゲオに置いてあるだろうか・・・。

  • 素朴な疑問にも答えてくれた!


     国際的な政治学者のかたが、映画を通してアメリカの社会情勢や政治のシステムを解くという、目新しい切り口から書いている映画本。

     あからさまに『スター・ウォーズ』の存在を避けるなど、ところどころで飛び出す率直さに好感が持てました(笑/私はSWはありだと思っていますが)。そこで人をむっとさせないのは知徳のなせる業かしら?

     愉しくめくってしまいましたと書いて、失礼に当たらないことを願います。全体的に「学者さんの文章だなぁ」という固さがあって、そんなに気軽にぱらぱらやる読み物という雰囲気ではないので。
     それどころか、政治、宗教、戦争、人種といった、本書で扱われている社会的なテーマは、非常に重苦しい問題です。語る側にしても冗談をはさみにくく、堅苦しい論調にならざるを得ない話題ですよね…。重苦しいし堅苦しいものを「論じるよ」と言われたら、逃げ出したくなっちゃいます。

     ところがだ、エンターテイメントのフィルタをかけることによって、直視に耐えられることがあるのです。この本には、いつもはスルーしてしまっている事象を、映画と一緒にずいぶん捉え直させてもらいました。と言っても、恥ずかしいほど素朴な疑問ばかりなのですが。

     一例を挙げれば、アメリカにおける時代劇であるところの西部劇は、いつ頃から姿を消したのか、あらたに制作されることはないのか。
     差別が糾弾されるこの時代、西部劇は問題が多いかな…という僕のアンサーも、あながち間違いとも言い切れないけれども、答えはほかにも。今のアメリカには西部劇を貫く「男の美学」が残っていないからだ、と藤原さんは述べています。

    「あれほど批判されていたブッシュ氏が、なぜ大統領になったのか?」「ディズニー映画がなんで遊園地になっちゃうかな?」など、アメリカに関する私の素朴で些末な疑問にも、ふしぎに合点が行く答えをくれる本でした。

  • アメリカの社会が何を感じ、どう反応してきたのかを、映画を通して読み取ろうとする試み。1940年代から70年代までの作品を中心にトーキーから最新作まで200本を越える映画から見えてくるアメリカ社会の多面的な姿。

  • 08029

  • 某番組出てるの見て、印象良かったんで買ってみたやつ
    読みやすい読みやすい

  • 一度図書館から借りてきて読んだのに、それを忘れてまた借りてしまいました。何が書いてあったのかもう一度読んでみよ。

  • 多角的に見たいなら読んだらいいなぁ。

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著者プロフィール

藤原 帰一(東京大学大学院法学政治学研究科教授)

「2018年 『核の脅威にどう対処すべきか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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