昆虫にとってコンビニとは何か? (朝日選書)

著者 : 高橋敬一
  • 朝日新聞社 (2006年12月発売)
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  • レビュー :13
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022599124

昆虫にとってコンビニとは何か? (朝日選書)の感想・レビュー・書評

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  • あるときは「毒蛇や恐ろしいウィルス病が潜んでいるかもしれないジャングルに昆虫採集」へでかけ、あるときは「猫の遺体を藪にはこび、そこに集まってきたシデムシを家に持ち帰り飽きずに眺め」、またあるときは「獣糞についている虫に見とれ『私の人生のなかでも、もっとも光り輝く思い出の一齣である』」と語る、昆虫マニアのエッセイです。

    面白いかたで、私が思いつかない観点からいろいろ述べています。昆虫のことだけではないのです。
    たとえば「昆虫にとってビールとは何か」では吸血性昆虫のメスが血を吸うこと、そして飲酒が彼女たちに動物の血のありかを普段より強く教えることから「ペリリュー島の海岸で夕方にビールなどを飲むことは自殺行為にも等しい。しかし私には信じられないことだが、そういう人間もたしかにいて、吸血性昆虫の雌成虫たちは、男どもがビールの缶をあける時刻を、きょうも心待ちにしているのかもしれない」
    また「昆虫にとってファーブルとは何か」ではファーブルが実は日本だけに有名で、祖国フランスでは無名ということに触れ、そこから楽しい妄想がはじまります。

    「昆虫にとって昆虫採集禁止論者とは何か?」「昆虫にとって人間の性欲とは何か?」「昆虫にとって生まれてきた目的とは何か?」「昆虫にとって人間の持つ価値観とは何か?」あたりは難しかったです。

  • 人間の生活が便利になるにつれて昆虫の居場所が少なくなった。しかし、昆虫にとって不利なことばかりではなさそうだ。船が出来たことで、今までは生息していなかった場所での繁殖に成功したものや、家に使われる木材を住処・食料として生活しているものもいる。人間と昆虫の関係を、昆虫の目線からのぞくとおもしろい事実がたくさんある。

  • 昆虫とにとって⚪︎⚪︎とは何か。
    28の話で構成。
    虫屋さんってどんな生き物かがよくわかります笑
    うんこでテンションが上がる。コンビニに集められる。などなど虫が好きな自分からするとあるあるがたくさん。

    採集圧による絶滅の可能性があることはみとめた上でほとんどの虫は採集で絶滅させることはできない、むしろその他の人間の活動の方が影響が大きいなど昆虫採集は自然破壊だという人には一度よんでもらいたい。

  • 昆虫と言いながら、人間とは何か?というようなことまで考えせさられる。

  • いろいろな視点から昆虫と環境の関わりが考察されていて面白かった。

  • 日本だけでも3万~10万種の虫。虫が小さいのは酸素の取り込みが、その拡散に頼るため。古代は酸素濃度が濃かったため大型昆虫がいた。ウンカとヌカカってあのよく見る羽虫か~。イガラムシは絶対虫と気付かない。しかしマニアってどんなジャンルでもすごい人がいるもんだ。ちなみに子供の時、ミナミアシナガサシガメが突然、室内にいたときは、新種の虫を発見したと思って興奮したけど、マニアにしたら当たり前の虫だったのね。

  • (2011-07-24L)(2011-09-10L)

  • 昆虫視点で人間環境をうきぼりに。非常に考えさせられるところがあった。
    マイナー昆虫を紹介するコラムが面白かった。

  • 昆虫マニアってすごいねー。偏った自然観だけど、なぜか傲慢には感じない。

  • 目次を見ると、『昆虫にとって●●とは何か?』と28項目。

    普通そうなものから、なぜこの2つが結びつくの?という、意外なモノまで。
    昆虫と人間の性欲のつながりで、どうやって話しを展開しているのか?

    面白そうだったので。

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