ハリウッド100年のアラブ: 魔法のランプからテロリストまで (朝日選書 815)
- 朝日新聞社 (2007年2月1日発売)
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感想 : 4件
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- Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022599155
作品紹介・あらすじ
9・11以後、アラブ世界は大きな注目を集めてきた。私たちが漠然とイメージするアラブ世界には、ハリウッド映画の影響が少なからずある。ハリウッドが発信するアラブ像はいつしか「グローバル・スタンダード」と化し、世界各地で受け入れられてきた。古くは『シーク』から、『アラビアのロレンス』、ディズニーのアニメ『アラジン』、そして最近の『ミュンヘン』『ユナイテッド93』に至るまで。そのイメージの連なりからは、アメリカのアラブに対する誤解、偏見、侮蔑、願望、さらには中東戦略や国家プロパガンダも見えてくる。ハリウッド100年を振り返り、「アメリカ映画からは見えないアラブ」「ハリウッドが描かなかったアラブ」を読み解く試み。
感想・レビュー・書評
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映画
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ハリウッド草創期から現代まで膨大な量の映画を検証し、そこで描かれるアラブ人、あるいはアラブ像がいかに歪んだものかを実証した画期的な本。 Jack G. Shaheenの「Reel Bad Arabs」をかなりパクッた本のようだけれど、それでも日本語でこのような本が読めることが嬉しい。ハリウッド映画を信じるな!!!
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ハリウッド映画におけるアラブ世界の表現について考察した本です。小さい頃には見えてこなかった「アラジン」の製作者の思惑が透けて見えてくる様で恐ろしかったです。”刷りこみ”ってこええなあ。
九州大学
ニックネーム:稲生平八郎
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