ニッポン天才伝 知られざる発明・発見の父たち (朝日選書 829)

著者 :
  • 朝日新聞社
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022599292

作品紹介・あらすじ

「日本人はオリジナリティーに乏しい」という言葉をよく耳にする。果たして本当なのだろうか?明治以降の科学技術の歴史をひもといてみると、日本人による発明・発見が、生活のいたるところに活かされ、現代社会を支える技術として受け継がれていることがわかる。日本人にオリジナリティーがないのではなく、日本人による多くの画期的な成果を正当に評価せず、歴史に埋もれさせてきたのもまた、日本人だったのではないか。「飛行機の父」「日本のエジソン」「東洋のマルコーニ」「ミスター・トルネード」「胃カメラの父」…。世界に誇れる16人の業績とその歩みを、信頼できる資料をもとに紹介する。

感想・レビュー・書評

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  • 明治、大正、昭和という3つの時代は激動の時代であった。いま以上に激動であった。
    明治維新で江戸から明治に変わり、文明開化で西洋の科学を取り入れ、日清戦争・日露戦争を経験し、日本全体がどんどん変わっていった。変わらざるを得なかった。
    そんな中、世界と戦う日本人の科学者がいた。
    日本は遅れている。しかし、海外の文献を読み、海外に渡り、世界トップの知を吸収し、日本に持って帰る。
    新興国の持つハングリー精神で、世界に誇る実績を打ち立てた科学者が少なからずいた。
    ある人は小学校を2年で中退し、独学で金字塔を打ち立てた。またある人はマスコミに翻弄され、最期は不遇であった。数々の賞を総舐めにしながら、短命に終わった科学者もいた。
    しかし、いずれの人も志は高く、気宇壮大に未開の荒野を切り拓く気概にあふれていた。
    いま「理科離れ」と言われるが、それは子供に関してのことではない。大人こそが「理科離れ」なのだ。それは本書に登場した偉人が知られていないことが、物語っている。
    いま「ロールモデルがない」と言われる。成熟社会を迎えた日本で、ロールモデルがいないなら、過去に遡れば良い。
    こんなにも痛快な、そしてたくさんの啓発をくれるロールモデルとすべき人がたくさんいるではないか。
    本書に登場した科学者の多くを私も知らなかった。
    無知を恥じた。

  • 資料ID:98070832
    請求記号:402.8||U
    配置場所:工枚普通図書

  • 日本の天才。
    努力もしているがやはり天才だ。
    この本に記載されている人は意外に知られていない人々・・・私が知らないだけのことだった。

  • さまざまな科学分野における「意外に知られていない」16名の日本の偉人が紹介されている.タイトルで天才という言葉が使われており,著者も独創性を評価しているが,読んでみるとやはり基本はみな努力の人である.
    いろいろな分野の人が登場し面白い.

  • 科学•技術の分野で世界的な貢献をした日本人を16人紹介している.化学,物理分野が多いのだが,数学からも高木貞治が取り上げられている.一人あたり15から20ページくらいなので,詳しくはないのだが,多分これ以上詳しくすると専門的になりすぎるだろう.

  • 明治以降、日本の科学技術の発展に大きく寄与した16人の日本人の生い立ちと功績が紹介されている本です。一般には殆ど知られていない無名の科学者たちが、日本の、そして世界の科学技術の進展に大きな功績を残していたことを知り、とても衝撃を受けました。創造的かつ独創的な研究は日本でも数多く成されていたのです。先人たちの人生を掛けた研究に敬意を示すと共に、私も自分に甘えることなく、勉学に対してより一層の努力を積んでいきたいと切に思いました。

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