競争しても学力行き止まり イギリス教育の失敗とフィンランドの成功 (朝日選書 831)

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  • 朝日新聞社
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022599315

作品紹介・あらすじ

2007年4月、日本では43年ぶりに「全国学力テスト」が再開された。これは、全国学力テストを導入し、テストにより学校に格差をつけ、競争原理を教育現場に持ち込むことを方針とするイギリス型の教育改革をモデルとしている。しかし、現在イギリスでは年間12万人が基礎学力なしに学校を卒業し、生徒のストレスは増加、校長のなり手はなく、成績のいい学校地区の地価高騰など歪みが見えてきた。またウェールズ、スコットランドが統一テストから離脱するなど、内部の分裂も起こり始めている。イギリス型を手本とする日本の教育は、どこに向かうのだろうか。「そもそも学力テスト重視の教育はどういう結果をもたらすか」、イギリスの失敗の事実をテストがないのに国際学力テスト1位のフィンランドと比較しながら検証し、教育の根本を問い直し、今日本の教育に求められているものは何かを提言する。

感想・レビュー・書評

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  •  『競争やめたら学力世界一』と『競争しても学力行き止まり』は、タイトルで敬遠していたが、中身は教育学のしっかりした内容だった。

  • 読了:2009/10/19 図書館

  • まさに、今やってること!

  • 分類=教育・イギリス・フィンランド。07年10月。

  • 読了

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著者プロフィール

1950年、岐阜県生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。都留文科大学副学長。主な著書に『格差をなくせば子どもの学力は伸びる』『フィンランドは教師の育て方がすごい』(小社刊)、『競争をやめたら学力世界一』『競争しても学力行き止まり―イギリス教育の失敗とフィンランドの成功』『こうすれば日本も学力世界一』(朝日選書)、他多数。

「2015年 『国際バカロレアとこれからの大学入試改革』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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