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- Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022599643
作品紹介・あらすじ
文学作品や映画のテーマにもしばしば使われ、紛争諸国ではいまなお身近な「戒厳」。近隣諸国では、台湾が38年間戒厳下にあったし、韓国では光州事件時、中国では天安門事件時に実施されている。また、2003‐04年インドネシアのアチェ州、2009年フィリピンのマギンダナオ州での戒厳は記憶に新しい。明治憲法下の日本でも、日清日露戦争、二・二六事件…非常事態に布かれた。歴史の出来事のように見えるが、有事法制と自衛隊のある現代日本も、じつはミサイル迎撃や大震災の際などは無関係ではない。本書では、軍法務の第一人者がその本質を、法令と近代以降の実施例から徹底検証し、法令上の「戒厳」と現実の「戒厳」の乖離を明らかにしていく。
感想・レビュー・書評
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地方行政権及び司法権を軍の下に集める戒厳の歴史から見えてくる、戒厳の光と陰。
戒厳は「兵力専制政治」であり、軍部の専横に陥る危険を常に孕んでいるが、一方で市民の保護という側面も備えていた。
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2010.04.11 日本経済新聞に紹介されました。
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