脳の情報を読み解く BMIが開く未来 (朝日選書)

著者 : 川人光男
  • 朝日新聞出版 (2010年8月10日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022599698

作品紹介

念じるだけで動くASIMO。サルと同期して歩くヒト型ロボット。人口網膜、BMIリハビリテーション。これらは日本が世界に誇るBMI-脳情報を読み取り機械につなぐ技術-の結晶だ。脳神経科学は臨床応用として脳や心の病気を治療するだけでなく、情報通信、教育、マーケティング、経済学、政治学とも融合して、関わる分野の裾野を広げる。文部科学省ほか各省庁では脳情報活用の研究開発を始めている。神経科学、臨床医学、物理学、数学、工学、技術者らがチームワークで世界一に押し上げた基盤技術を日本でどう活かすか?どうしたら少子高齢化の問題を解決し、日本の新産業となるのか。人体への影響は?倫理的な課題は?世界的第一人者による脳神経科学の現状と未来への提言。

脳の情報を読み解く BMIが開く未来 (朝日選書)の感想・レビュー・書評

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  • BMI=ブレイン・マシン・インターフェース、脳と機械を直接結びつける技術が実用化されようとしています。脳は生きており、外部から情報入力はできるが、出力ができない、つまり筋肉が全く動かないという人がいます。意思の伝達方法がありません。かすかに手や目が動くとかいう場合はYESかNOだけで答えることのできる質問で意思伝達をします。その様子がテレビで放映されているのを見ましたが、それはそれは時間のかかる大変な作業です。ところが、脳につけた100本の電極が神経細胞の活動を測定し、コンピュータでいろいろな作業ができるようになるというのです。新しい技術が開発されれば、簡単な帽子をかぶるだけとかでも、意思表示ができるようになるのでしょう。どんなところでこういう技術が活用できるのか。もちろん、倫理的な問題についても議論は必要です。が、頭の中で考えているだけで、ロボットを動かすこともできるようになりそうです。遠隔操作も当然可能でしょう。そうすると、先日、映画「日本沈没」を見ましたが、特攻隊のように死にいく必要はなくなるのでしょう。もっとも、あれくらいのことはいま現在ある技術でも十分できそうでしたが。物語としてはあそこで主人公を死なさなければならなかったのでしょう。「グスコーブドリの伝説」のごとく。さて、著者は京都南部にあるATR研究所で長年、脳とロボットの研究をされています。たくさんの研究者と大きなプロジェクトを組んで活動されています。今後の成果にも注目していきたいです。

  • 2階書架 : QT036/KAW : 3410154319

  • fMRI BOLD 米ATTベル研究所にいた小川誠二博士が発見

  • うつ病の患者の治療にも脳深部刺激を用いる試みがなされている。脳の中で情報処理を担っているのは神経細胞(ニューロン)。
    シナプスを介して、大規模ネットワークを作り、そこで情報を処理している。
    NTTドコモのケータイで、「しゃべって翻訳」というロボットがあるそうだ。NTTはこんなことまであyっているのか、凄いな。
    脳に刺激を与えてうつ病は治って性格は変わっても、人格が変わり、前の自分とは違う、と訴えるという新たな問題も出てきている。

  • やみくもに研究だけするというんじゃなくって、ビジネスや社会との関わりについて、要するに儲かりまっせ的なところが面白い。頭が良くて研究ができるだけでなく、仕事がデキる方なんでしょう。すばらしい。

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