アメリカを変えた日本人 国吉康雄、イサム・ノグチ、オノ・ヨーコ (朝日選書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022599759

作品紹介・あらすじ

太平洋戦争勃発前にアメリカに渡り、戦禍にまきこまれた3人のアーティストがいた。20世紀初頭にヨーロッパで生まれた印象派の本質を日本美術の伝統から読み解き、作風を確立、アメリカ現代美術の扉を開けた国吉康雄。日本人の父とアメリカ人の母をもち日米の狭間で悩みながらも、日本を自分のルーツと定め、立体造形の新ジャンルを切り拓いたイサム・ノグチ。1960年代にニューヨークで誕生したばかりの前衛運動に身を投じ、その中心として活躍、美術の概念を根底からくつがえしたオノヨーコ。強制退去、収容などの排斥にあいながら激動の時代を生き抜き、戦争に対して芸術は何ができるかを生涯追い続けた3人。アートシーンからアメリカ、そして世界を動かした、その奇跡の軌跡を描く。

感想・レビュー・書評

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  • 思考と追究し続ける大切さを感じた。
    芸術と言う切り口からこんなにも自由を発信できる彼らを尊敬する。

    生きるとはまさにその事で、平和ボケした現代人としては胸に刻み考え続けたい事柄だった。

    戦争の危機に晒されていないから平和とかではなく、メディアに流され、さも自分がそう考えているかのように何かを絶賛、または批判する様な思考停止状態から脱したいと日々思い詰める私には楽しく読めた。

  • 国吉康雄が知りたくて読んでみました。

  • 国吉康雄、イサム・ノグチ、オノ・ヨーコ・・。
    この先達が存在することを誇りと感じる。

    イサム・ノグチが強制収用されていた場所や、ヨーコのサンフランシスコでの大個展を、著者は熱い想いでルポする。そこには単に前衛的なアーティストの軌跡を追慕するだけではない、アメリカという国と芸術のありようを透視する視点がある。
    アートが社会や歴史をいかに切り崩していったのかを看破、力作である。

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