街道をゆく 4 (朝日文庫 し 1-5)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 201
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022601742

感想・レビュー・書評

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  • あーーー何をかいてたか忘れた。。
    でもこの辺にいくことがあれば思い出すかな?

  • 日本各地の街道を通り、かの地にまつわるエピソードをそれこそ太古から近代までの幅広い時代の知識を交えて紹介されているので、エッセイとしても歴史や地理の教科書としても面白い。

  • 天皇関連事情を話題にするのは周知でありきたりになりがちだから、できるだけ避けた司馬先生だったが。京都山国陵で「葬られる後土御門天皇…在位中に応仁の乱が起こり…在位三十七年の長きに及んだのは譲位する費用がなかったからである。/崩御しても四十九日の間、遺体は放置されていた、棺を買えず桶が使われた…中世末期、皇室の困窮はクロムウェルがチャールズ一世の首を刎ねたほど劇的でなくとも象徴的である」戦国の実力主義の準備/謎の多い継体天皇が敦賀出身で五十九歳ということからこの地方の軍事力が百済陥落後の防衛体制と21年後の磐井の乱に関わったのではないかと推測。
    まだ40代で食欲旺盛、司馬先生の同時中継としても読める。須田画伯が良い味出しているし、イニシャルA、Sの担当記者も本名がわかるが、それより朝日新聞社の調査力(?)、地方に偏固というか信念を持つ好事家が居て、先生もタジタジと新聞記者に戻ったかのよう。観光客を拒絶する寺院がある。ほか夢あきらめて故郷の丹波で家業を継ぐと言う息子に父は「酒は身体の油だ」と言った、「酒を飲まないとやりきれない」と解説されている。昨今ほど地方で情報源や人的交流がある時代ではない。孤立に耐えるから偉大な変人が生まれるのかも知れない、
    文化の多様性と裏腹に本州各地に「小京都」と名乗る中央憧憬。

  • 田中何某的国土開発の発想の恩恵を多分に享受している身であることを十二分に承知の上で、自分の故郷だから不便は仕方ないという愛情を多くの人が胸に秘めているものと思われ。でなければ確かにこの作家の憤りについてこないですわなぁ。

  • 郡上・白川街道 堺・紀州街道ほか

  • 14/6/24 20/2/21再読

  • これというのが無かった。

  • ひさびさの司馬作品。これを読むと無性に旅に行きたくなる。

    堺のかすかな雰囲気をさがす旅など。
    地図をつけて欲しい!あれば何倍も味わえるのに、まずはそれが残念。

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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