街道をゆく (7) (朝日文芸文庫)

著者 :
  • 朝日新聞社
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本棚登録 : 124
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022601773

感想・レビュー・書評

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  • ★3.5。
    いやいや、鉄を材料にした特に古代の妄想が凄い。これが才人の発想なんですなぁ。そして古代の世界の狭さに改めて驚き。寧ろ今の方が心理的に距離がある気さえします。

  • 1979年刊(週刊朝日初出1973~74年)。
    週刊誌連載の紀行文・歴史エッセイの第7巻。
    ①伊賀・甲賀、②飛鳥、③淡路島、④中国山地を叙述する

     その中でも、製鉄関連の④が断然面白い。勿論、現在では古い議論の可能性はあるが、半島に比し、列島は温暖湿潤な気候に由来する森林資源の富裕さのため、それが枯渇せず、たたら製鉄を長期にわたり維持し得た。
     これが列島全体の鉄器の広範な普及を進め、これに由来する農業生産力向上が商品経済のレベルを上げた。
     この違いが顕著に表れたのが中世~近世(ひいては近代)である、というのが印象に残る。そういう意味で、鉄の列島史、鉄の半島史、鉄の大陸史に注意喚起してくれた一書だ。

  • 2012.11.29 読了

  • 島根に旅行に行くのに「砂鉄のみち」の部分を途中まで読んだ。弥生時代に入る頃、島根(安来)は鉄の製造が可能な地域として、豪族が力を持っていたであろうと推測される場所。豊富な森林を持つ日本で、鉄の製造が日本で貧富の差を生み出したという説明は腹落ちした。司馬史観、ちょっとずつ吸収していこう。

  •  国家とは宗教団体と同じ神秘性と呪術性をもっている。宗教団体は近代、それらを薄味にしているが国家は逆に濃くしている(参照P100~) また、国家の成立ちに稲作は欠くことはできないし、更に農耕を効率よくするための鉄器伝来は重要な意味をもつ。

  • 14/7/7読了

  • 鉄の話は勉強になった。

    やはり、地理、気候が歴史への影響が多いということがわかる一冊。

  • 明石は漁師の街であることをあらためて知った。瀬戸内の良い漁場を持ち、一匹狼の漁師達。今でもその面影はあるのだろうか。
    魚の棚は、そこそこ賑わっているから、多少は残っているのかもしれない。

  • 出雲の砂鉄文化と神話に絡みに興味があったので
    読んだけど、淡路の話の方がおもろかった。。

    漁師の話とか明石のたこの話とか。

  • 「高取城」へ行く際の参考文献。あわせて「おお、大砲」も読む。旅の気分がもりあがった。

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著者プロフィール

司馬遼太郎は、1923年、大阪市生まれの日本の歴史小説家・エッセイストである。故人。
本名、福田 定一(ふくだ ていいち)。大阪府大阪市生まれ。筆名の由来は「司馬遷に遼(はるか)に及ばざる日本の者(故に太郎)」から来ている。
特に歴史小説の大家として知られ、代表作は「竜馬がゆく」「坂の上の雲」「翔ぶが如く」「燃えよ剣」「新撰組血風録」「菜の花の沖」「花神」「世に棲む日日」「梟の城」「関が原」「功名が辻」「国盗り物語」「街道をゆく」「十一番目の志士」「城をとる話」「風神の門」「二十一世紀に生きる君たちへ」他多数。その多くが大河ドラマ化、テレビドラマ化、映画化、コミック化などの形でマルチメディア展開されている。

司馬遼太郎は産経新聞社記者として在職中の1960年に、『梟の城』で直木賞を受賞。
1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞を受賞したのを始め、数々の賞を受賞。
戦国・幕末・明治を扱った作品が多い。
1996年2月に72歳で逝去。
2001年には、東大阪市の自宅隣に司馬遼太郎記念館が開館。

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