街道をゆく (10) 羽州街道・佐渡のみち (朝日文芸文庫 (し1-11))

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022601803

感想・レビュー・書評

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  • ★2.5。
    佐渡の話には実は期待していたけれども若干肩透かし、ということで微妙に評価下げ。でも上杉・直江の話、そして日本の都鄙意識に対する考察など読みどころも多々ありです。

  •  佐渡金山へ送る無宿人狩りの話は記憶に残る(P224)無宿人とは犯罪者ではない、逆に犯罪者は管理が難しいので使えないらしい。江戸時代には罪のない、おとなしい無宿人を捕まえては佐渡金山へ送っていた。無宿人とは戸籍がない人のことをいう、なので死亡しても打ち捨てられるだけで奴隷のような扱いを受けていたとある。佐渡金山は現在廃山になっている。行ってはいけない 心霊スポットとしてぜひ、「新耳袋 殴り込み 」で挑戦してほしい。

  • 佐渡が新潟県にあることすら知らない無知な私。勉強不足である。

  • 14/9/28読了 20/4/21再読

  • 山形も佐渡も学生時代に行ったけど、歴史を考えながら歩いたわ訳ではないので、再訪してもっとじっくり史跡を見てみたいと思った。佐渡は自分が行ったときは、アルコール共和国という、大統領もいる独立国だったと思うが!

  • 山形/米沢と佐渡のお話。

    -米沢の紅花の産地の話や山形と米沢の城下町の
     形成の過程を想像する話がおもしろかった
    -常に街道で行くでででくる、米を貴重とする日本社会の
     成立過程と貨幣経済と鐵の関係がまた興味深い
    -色々、あるけど佐渡が対馬海流に挟まれ暖流であることに
     なるほど〜と興味もった。(いきてー。花の慶次を思い出す)
    -意外に大久保長安がでてきた。異能だよね〜。

  • 10巻は上杉家好きなら必見。

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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