街道をゆく 12 (朝日文庫 し 1-13)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022601827

感想・レビュー・書評

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    図書館・請求記号 915.6/Sh15/(12)

  • 十津川は、太閤検地で千石とされたがそれだけ獲れるはずもない山間の地であった。それでも「作り取り」と年貢赦免を誇ってきたが、なぜか関が原で西軍につき弓の巧者を出したという。このシリーズは著者の作家デビュー以前の思い出が小出しに挿しはさまれるのが面白い。モンゴルに語学留学を考えていたが学徒出陣で夢破られ学生時代の思い出に友人と野宿の徒歩旅行を試み幕末の天誅組の後をたどろうと十津川村を目指して方向を間違い大塔村の禅寺に。今はダムの底という。もう一刹の真言寺も無住とか。地域の法事を営んだ仏教の衰退は大東亜戦争の隠れた影響か

  • ★2.5。ちょっと画伯のぶっ飛び感が物足りないかも。でも熊野が平野に思えるってどんなとこなんでしょう。日本国内でも行ったことのない未踏の場所は山ほどあるということか。いつかケチケチ旅行で行ってみようかな。

  •  奈良の山岳地帯にある十津川村、米が取れないためにはるか昔から免租地として優遇されている。そこに住む十津川人は自身を他国と別格な位置としてみていた。そんなこともあり、幕末に活躍する十津川志士はこの国の大きな変革時に活躍することになる。司馬遼太郎が好きそうな~

  • 脱藩の道。
    十津川が山奥ということだけはわかった。
    新十津川については知っていたので目新しさはない。

  • 14/12/29読了 20/4/25再読

  • 奈良県の南部に広がる十津川村。十津川地域がユニークなのは、神武東征から始まり、壬申の乱、保元の乱、南北朝、大坂の陣、幕末の天誅組まで歴史の節目節目に関与している点。都に比較的近い僻地で、有力者が逃げ込みやすい地域であった事と、古くから租税が免除されており、その優遇を継続するために、積極的に政治勢力に近づいた事に理由あり。日本の他の地域にはない特徴ではあります。GWには同地域の天川村には行きましたが、十津川まで足を延ばす余裕がありませんでした。先日読んだ「熊野」もそうですが、この地域は一度行ってみたい所です。

  • ちょっとマイナーすぎたね。この街道は。
    まあ、坂本龍馬の暗殺絡みで興味ももっただけだから
    こちらにも非があるかな。。

  • 2008.3.4

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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