学歴無用論 (朝日文庫)

著者 : 盛田昭夫
  • 朝日新聞社 (1987年5月1日発売)
3.66
  • (8)
  • (8)
  • (18)
  • (1)
  • (0)
  • 106人登録
  • 15レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022604156

作品紹介

ソニーを日本の企業から世界のエクセレント・カンパニーに脱皮させた経営者が、年功序列と学歴主義が横行する日本独得の社会風土を批判し、若い人たちに自己の才能と情熱が生かせるスペシャリストたれと提言する。

学歴無用論 (朝日文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 盛田昭夫 「学歴無用論」 30年前のビジネス書。一周まわって新しさすら感じる。採用、評価、組織風土、組織形態、スペシャリスト論、マーケティング と 幅広い。組織形態とスペシャリスト論は秀逸

    ゼネラリスト感覚のないスペシャリストは存続できない、スペシャリストでなければゼネラリストになれない

    目からウロコだったのは
    *能力主義は 目的ではなく手段であること
    *トップの仕事は 評価することでなく、最少のコストで 最大の利益を上げること
    *最大のマーケティングは マーケットを作り出すこと
    *連結決算こそ正しい決算方法→親会社と子会社の会計基準を一緒にして、内部取引を排除する
    *社長が 協調性を求めるのは 優れた個性を使い分け調和させる能力のないことの証
    *経理監査では 全数検査ではなく、抜き取り検査で あらゆるところを見ること

    より正確に求める人材を採用する
    *優秀な人の雇用を終身保障する→試験を見直す
    *試験官の評価と入社後の勤務成績を比較

    学歴無用論
    *その人がどの大学で何を勉強したかは その人の資産
    *その資産を使いこなして、社会に貢献するかは、それ以後の本人の努力による
    *その実績により その人が評価されるべき

    職員教育
    *眠っている才能をたたき起こすのは 自分自身の仕事
    *会社の職員教育は 刺激にすぎず、本質的ではない

    組織形態の理想
    *全員がスペシャリスト
    *トップが それを駆使する

    スペシャリストの間違い
    *自分の専門知識に固執する
    *企業全体の成功を考えない
    *企業体の一員としての意識がない

  • こういう本を読むと感じるんですよね。
    どうしてソニーは魅力がなくなったんだろうな…と。

    PSの時代までは本当によかったです。
    いいゲームがいっぱいあったし
    ゲームソフト部門でもいい作品をいっぱい
    出してくれてたし。

    でも、その後の時代に使ったものは
    正直あまりでした。
    リケーブルのパイオニアといわれる
    看板機種も本当にぱっとしなくて。
    (私はJVCケンウッドにしました)

    ただし、本文はとてもよくて、
    いまだに変わらない日本の悪しき職場事情に
    一矢報いてくれているように思います。
    このシステムだと、本当に会社をよくしようと
    言う思いは出てきませんからね。

  • (2003.08.13読了)(1999.10.16購入)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    ソニーを日本の企業から世界のエクセレント・カンパニーに脱皮させた経営者が、年功序列と学歴主義が横行する日本独得の社会風土を批判し、若い人たちに自己の才能と情熱が生かせるスペシャリストたれと提言する。

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4022604158
    ── 盛田 昭夫《学歴無用論 1966‥‥ 文藝春秋 198705‥ 朝日文庫》
     
    …… 有名人の“落第・留年・休学・浪人・中退”総目録
    http://d.hatena.ne.jp/adlib/20070728
     問題児諸君! ~ 怒れる若者たち ~
     
    …… 最終学歴に中退は入るの?
    http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7705425.html (No.2)
     第三志望の人々 ~ あくまで飾りたい心理学 ~
     

  • 「仕様書雇用」という考え方。

    自分という商品の仕様書が書けなければ、
    就職も転職も厳しいのかもしれない。

  •  学歴で人物評価をしたほうが企業にとっては手間が省ける。それは高度成長時代には合致したやり方である。企業は右肩上がりに成長し、雇用枠は年々増え続けるという、みとうしが立つ時代のお話である。『学歴不要論』では手間を省いて、その人を一生面倒みれるほど企業にはゆとりはない、雇用した人物が将来に亘り、会社に利益をもたらすか否かは学歴のみでは判断できないのだと、誠に正論を掲げる。

     この本は50年前にすでに年功序列、終身雇用の終焉を予言している。労働者が生き残るすべは自己投資に怠りなく、計画的に自分の価値を高めることなのだ。会社はあなたを一生面倒をみてくれはしない。

  • (※このレビューは途中です)

    戦後の焼け野原の日本の地で「レコーダー」の研究から出発し、
    今のSONYを築き上げた前社長盛田さんの著書。

    国内での経営から米国での経営まで携わったその手腕は凄まじく、
    日本復興後、米国でも経営手腕を発揮する。

    敗戦後、日本は米国に追いつこうと復興し、バブル経済を迎えるまでになるが、
    同じ経済大国とはいえ、米国企業と日本企業が歩んだプロセスは、
    全く異なる性質を持ち合わせている事が指摘されている。



    移民国家である米国は、雇用主と労働者の間には、
    明確なる「仕様書」を持ってして、
    純粋なる「労働」だけで契約が交わされているのである。

    そこには、
    一度就職したら死ぬまで奉公するのが義理で、
    社員の家族から余暇を楽しむ社内レジャー施設まで面倒を見る
    社会保障団体としての機能を重点に持ち合わせる日本企業とは
    似ても似つかぬ隔たりが存在しているのである。

    盛田さん曰く、今の日本のマーケットはなまぬるく、販売側にとって最高の温室であるという事。




    アメリカには、

  • 私のバイブル♪ヽ(´▽`)/
    スペシャリストになりたまえ!!

    これが私の信念です。

  • 他のレビューと同じく、まず感じるのがこれが書かれたのは40年前にもかかわらず、今のように感じて読めるということだ。
    す優れた経営者である盛田さんの先見の明に驚く。そして変わらない日本社会が心配になる。
    優れた人の著書は色あせずに今なお学ぶべきことが多いと実感させられる一冊です。


    『アメリカの会社』
    アメリカではそれぞれの職務というのがはっきりしており、その職務を達成できているのかどうかで人を評価し、目標以上になれば昇給していくし、満たさなければクビになるという明確な仕組みに対して、日本では職務の範囲があいまいでこのような評価はなされない。
    転職に対する見方はよくも悪くも日本でも変わってきたように思う。
    昔から続く、奉公というものが日本人の働くということに対して影響を与えているのではないかというところは非常に面白い切り口であると思った。

    『会社は遊園地ではない』
    日本の会社は社会保障団体であるということばが印象的だ。一度雇ったらダメでも最後まで面倒を見る。過剰なまでの福利厚生など。

    仕事で解放、遊びでストレスが日本
    仕事でストレス、遊びで解放がアメリカ

    『学歴無用論』
    日本の教育システムの問題点は40年前から論じられているがいまだに変化していない。また、スペシャリスト志向をこの時代に求めているところには驚く。
    (自分はスペシャリストでかつゼネラリストというものを目指したいが…)
    スペシャリストに対する見方はずいぶんと現在はよくなってきているように思える。

  • 40年以上も前に書かれた本で、アメリカの雇用スタイルを日本に導入してはどうかと言った内容で書かれてます。
    今では、アメリカの雇用スタイルが日本に導入されてますね。
    まだ、完全ではありませんが。
    アメリカと日本の「ビジネス価値観」が学べます。
    ビジネスの本質は儲けること!!
    リクルートの社員はみんなこの本を読まされるそうです。

全15件中 1 - 10件を表示

盛田昭夫の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
デール カーネギ...
松下 幸之助
村上 春樹
ロバート キヨサ...
有効な右矢印 無効な右矢印

学歴無用論 (朝日文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする