ごく普通の在日韓国人 (朝日文庫 き 6-1)

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022606020

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  • 091210 -080425by朝日 1987年原著
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    「どんなに意味を抜こうとしても、変に意味が込められてしまう『在日韓国人』よりも、『日本語人』というほうが身も心も軽くなるような気がする」と、在日韓国人3世の著者は言う。日本で生まれ育ち、日本人と結婚、娘をもうけた彼女は、さまざまな障害をどのように乗りこえてきたのか。在日韓国人の悩みと喜びを率直に描きながら、「国籍」「民族」の意味を鋭く問いかけ深く考えさせる書。
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    第1章 日本人との結婚
    第2章 「姜信子」までの遠い道
    第3章 わからない「民族」
    第4章 在日韓国人社会と日本人社会のはざまで
    第5章 在日韓国人家庭をとりまく現実
    第6章 次代に私が伝えられること

  • 民族だ!差別反対!と息巻いた本ではなく、タイトルどおり「ごく普通の在日韓国人」(昭和30年代生まれの在日韓国人3世)の考えや悩み、日常、先祖のことなど。同じ在日韓国人として共感でき、すんなりと読める一冊。

  •  なるほど、ごく普通の在日韓国人だ。民族感情丸出しでなく。激しく凶弾するでもなく。<br>やはり、差別という点で、女性問題とつながるところはある。対応の仕方など、これからの生き方等、学べた。<Br><Br>ただ、古い本なので、ちょっと今は変わってるけど。

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著者プロフィール

【翻訳】姜 信子(きょう・のぶこ)
1961年、横浜生まれ。『生きとし生ける空白の物語』(港の人)、『現代説経集』(ぷねうま舎)、『はじまれ、ふたたび』(新泉社)、『語りと祈り』(みすず書房)など著書多数。共著に『忘却の野に春を想う』(白水社)など。編著に『谺雄二詩文集 死ぬふりだけでやめとけや』(みすず書房)、『金石範 評論集Ⅰ・Ⅱ』(明石書店)、『被災物 モノ語りは増殖する』(かたばみ書房)など。訳書に『あなたたちの天国』(李清俊 みすず書房)、『モンスーン』(ピョン・ヘヨン 白水社)、詩集『数学者の朝』(キム・ソヨン CUON)、監訳に『奥歯を噛みしめる』(キム・ソヨン かたばみ書房)などがある。

「2024年 『父のところに行ってきた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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