アイヌの碑 (朝日文庫)

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  • 朝日新聞社
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レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022606228

感想・レビュー・書評

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  • 著者の心情含め本自体に資料としての価値がある。

  • 萱野さんのお父さんの祈りの場面が印象に残る。全てのものにカムイがいて、カムイに語りかける。この世界観は他に類を見ない荘厳な世界だ。

  • この本には失われていく文化の悲しみがある。

  • アイヌ民族初の国会議員だった萱野茂さんの自伝的な一冊。祖父や父の受難の歴史もほどほどに、氏がいかにしてアイヌの歴史や民俗、言葉を残すのに奔走するようになったのかが手に取るようにわかる一冊です。「民族の歴史」ではなくて「萱野茂一代記」になっているところも、嫌みが無くて面白いです。

  • 元国会議員のアイヌ人の著者の自伝。昔のアイヌの人たちの暮らしや無茶苦茶な苦労がわかる。

  • 日本という国の中でひとつの民族が滅びかけ、かろうじて息をしているということを、単一民族神話の中でわたし達はあまりにも考えてこなかった。 文中に出てくるアイヌ語の弔辞はあまりにも美しく、儚い。

  • アイヌとして生きた作者のエッセイです。
    これだけの苦しい生活を乗り越えて生きてきただけではなく、素晴しい文化人であることに驚嘆し、尊敬します。
    あまりにも日常になっていることで、重要視されない、でも大事な文化というものの保存にいち早く気がつき、勢力的に活動なさった作者の業績は素晴しいものです。
    ですが、このエッセイの中には、それを誇るとことなどなく、実に素朴で純粋で温かな人柄が伝わってくるものばかりです。
    文化は努力して守らなければならない時代に入りました。
    そのことを、我々も忘れてはならないと思います。

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著者プロフィール

1926─2006年。北海道生まれ。アイヌ文化研究者。学術博士。長年アイヌの民具や伝承を精力的に収集・記録し、1972年には二風谷アイヌ文化資料館を開設、館長を務める。1994年、アイヌ出身者としてはじめて国会議員となり、北海道旧土人保護法撤廃・アイヌ文化振興法制定などに尽力。主な著書に、『ウエペケレ集大成』(アルドオ、菊池寛賞)、『萱野茂のアイヌ神話集成』(ビクターエンタテインメント、毎日出版文化賞)、『萱野茂のアイヌ語辞典』(三省堂)がある。

「2017年 『アイヌ歳時記 二風谷のくらしと心』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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