子育ての社会学 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞社
4.00
  • (2)
  • (0)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 14
レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022606235

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 本から
    ・情緒というものは他人が与えようとして与えられるものでは
     なく、他人の情緒豊かな姿を自らの情緒に感じて、
     自らのうちに熟成させていくものです。

    ・いじめ―けんかー反抗の三つは、育児の中心課題です。
     対立はその最中にはあまり気分のよいこととは言えません。
     そこでついつい対立を避けることばかり大人は考えます。
     しかし、これを回避することは育児を放棄するに等しいのです。

    ・反抗というのはどの年齢にも存在しており、反抗するべき
     時期があると規定して考えるのは変なことに思われます。
     子供たちは本来親からみれは、反抗しながら育ってゆく
     ものなのです。

    ・反抗とは、子供が自分なりに確かめながら自分の力で
     世界を広げてゆこうとする成長の力を大人が押しとどめようと
     する時に子供が示す抵抗なのです。

    ・人間は他者と一体でありたいと願いと、他人に干渉されず
     一人で生きたいと願いと併せ持っています。この両者が
     同時に満足させられることは中々難しいものです。成長の
     過程では、他人に依存しつつ自分自身を確実させる傾向の
     強い時期と、他人から離れつつ孤独感に耐えようとする
     時期が生じてきます。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1946年、神戸生まれ。73年、東京大学医学部卒業。小児科医・精神科医として主に東大病院で臨床を重ね、そのかたわら障害児や親たちと“医療と教育を考える会”を結成し、活動を続ける。94年よりマルタ大学で2年間研究生活をすごし、静岡大学保健管理センター所長を勤め上げ、現在、開業準備中。『ちいさい・おおきい』編集委員。
著書に『子育ての社会学』(朝日新聞社)、『学校の精神風土』(アドバンテージサーバー)、『子育ての精神医学』(ジャパンマシニスト社)など。

「2003年 『こどもと出会い別れるまで 希望の家族学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

子育ての社会学 (朝日文庫)のその他の作品

子育ての社会学 単行本 子育ての社会学 石川憲彦

石川憲彦の作品

ツイートする