日本人と戦争 (朝日文庫)

制作 : 根本 長兵衛  天野 恒雄 
  • 朝日新聞社
3.00
  • (0)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 12
レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (458ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022606242

作品紹介・あらすじ

戦前、特派員として来日したフランス人記者のつづる太平洋戦争の日々。日本はなぜ開戦に踏み切らざるを得なかったのか。歴史の証人として破局に立ち会った知日家ジャーナリストの「熱い証言」の数々-日本を深く愛しながら、日本人のを突く分析は鋭い。政治の動向から、圧迫された日常の暮しに至るまで、苦悩にみちた時代を見つめた貴重なレポート。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 1990年(底本1979年。改訂前1947年)刊。戦前戦中と駐日仏人ジャーナリストによる日本戦時下見聞録。当時の軍部や政治の裏面をも描くので、その点のソースは気になる。逆に、本書には戦後直後に書かれた種本があり、鮮明な記憶に基づく生々しい点も多い。特に空襲と食糧不足、さらに小規模工場での勤労奉仕の実像やこれら工場の再編過程がそれ。なお、日本のアジア占領地に扶植した白人への対抗思想は、日本の撤退戦での「地雷原」(≒植民地解放闘争が結果として日本を援助)という著者の指摘は醒めた見方だが、判らなくはないところ。
    中国大陸の国共紛争と共産主義化、朝鮮戦争(まぁ身も蓋もないが、朝鮮半島での内乱)、インドシナ解放やインド独立による英仏のアジアからの撤退は、敗戦国日本への欧米諸国の進駐を妨げ、良くも悪くも英米側の味方に引き付けようとするべく、日本にも有利に作用したという見方は視点の多様化になるかも。

全1件中 1 - 1件を表示

日本人と戦争 (朝日文庫)のその他の作品

日本人と戦争の詳細を見る 単行本 日本人と戦争 ロベール・ギラン

ロベール・ギランの作品

ツイートする