バルト海のほとりにて―武官の妻の大東亜戦争 (朝日文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022607232

作品紹介・あらすじ

陸軍武官としてまずラトビヤへ、後に第二次大戦下のスウェーデンに赴任した小野寺信は、戦争終結への悲願を胸に真剣な情報活動を展開した。夫とともにバルト海のほとりに七年、日本に残した子供たちを気づかいながらも暗号電報作業を担った著者が、和平工作や欧州引き揚げの真相を語る。

感想・レビュー・書評

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  • 第二次世界大戦中のスウェーデンで、駐在陸軍武官として諜報活動に従事した小野寺信少将の伝記(1992/09/01出版)。

    本書は、小野寺信少将の夫人によって書かれたもので、当時の中立国スウェーデンにおける日本及び各国の諜報活動について、その一角を知ることが出来ます。 日本の諜報活動は、主に亡命ポーランド政府からリークされた情報に頼っているので、イギリス・ドイツ・ソ連・アメリカ等に比べれば活動は貧弱ですが、それなりの結果は示していたようです。

    時系列的に本文がズレているところがあるので、多少読みずらくはありますが、それなりに良い史料であると思います。

  • 日本にスウェーデンの児童小説をたくさん翻訳して紹介している小野寺百合子さんが、どのようにしてスウェーデンとの関係が出来たのか、当時(昭和10年代)に外国に赴任するご主人に付き添って赴任地に行くことの大変さ、武官として外国に赴任していたご主人の仕事の様子など、女性の立場からの実話が語られています。興味深かったですね。【2006年11月20日読了】

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プロフィール

1906年東京生まれ。東京女子高等師範学校付属高等女学校専攻科を卒業。祖父は日露戦争で活躍し、教育総監、明治神宮宮司などを歴任した陸軍大将一戸兵衛。1927年小野寺信陸軍中尉(後に少将)と結婚。ラトビヤ公使館付武官、スウェーデン公使館付武官に任命された夫とともに前後7年間を海外で送り、「独ソ開戦」「ヤルタ密約」などを含む暗号電報打電作業など情報活動を担う。1946年スウェーデンから引き揚げ。戦後はスウェーデン社会研究所の設立に尽力、スウェーデンの社会福祉制度を研究する。1981年スウェーデン国王から勲一等北極星女性勲章を受章。1998年死去

「2016年 『新装版 バルト海のほとりの人びと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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