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Amazon.co.jp ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784022607270
みんなの感想まとめ
現代日本を舞台に、安保闘争の時代を背景にした独自のファウストの物語が描かれています。手塚治虫の絶筆作品の一つとして、ゲーテの『ファウスト』を現代風にアレンジし、タイムスリップの要素を取り入れた緻密な構...
感想・レビュー・書評
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ファウストの世界観を、安保闘争の時代を舞台にして現代風に、そしてタイムスリップを織り交ぜながら仕上げている。ファウストより正直おもしろい。
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手塚治虫の絶筆作品の1つ。
ゲーテの『ファウスト』を現代日本に置き換えて描かれた作品。
完成していれば、手塚治虫の代表作の1つになっていただろうと思った。
第一部の最初と最後が繋がっていて、緻密に構成された内容に驚いた。しかも、『ネオ・ファウスト』のような質の高い作品を描きつつ、さらに別の作品も同時連載していたことを考えると手塚治虫は天才としか言いようがない。
ゲーテの『ファウスト』は読んだことがあるので、なおさら続きが気になるし、自分なりにこのセリフからこうなるだろうなと、自由に想像できるのでそこも楽しかった。 -
今年は手塚治虫先生の没後30年だそうです。
生きていれば90歳。
本当ならまだまだ生きられる年齢だったのに…。
手塚先生の作品をできるだけたくさん読みたいと思いました。
そんな思いで読んだこの本。
「絶筆」でした。
素晴らしい作品、だから本当に残念。
下書きを掲載してくださったことで
須賀敦子さんを思い出しました。
志半ばで命を失ってしまうこと
どんなにか無念だったことかと思います。
今日、イチローの引退記者会見を見ました。
私は天才と真逆にいる人間ですけど、
天才の皆さんから多くを学びたいと思っているんです。
彼らは実は、ものすごい努力をしているのですね。
そして、じぶんの命
大切にしないとね。 -
手塚治虫の遺作。最後の章では遂に完成されえなかった下書きが載っている。どうしよう、かなり面白い。しかし、ゲーテ、森鴎外、手塚治虫にまで転生をさせたファウストとは一体何者なのか?台湾の救い手である李登輝にも生涯最高の書とまで言われるゲーテ作のファウスト。ボクが読んだ感じはいろんな人がいっぱい出て来て意味分かんねえ、であった。、、、。読み返してみる必要があるかもしれない。
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続きが読みたい
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続きが読みたいッ<br>構成がすばらしいなぁ。
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「続きが読みたいッ」
私も読みたい!
手塚治虫って「ファウスト」好きですよね。きっと己の欲望の大きさが途方もないコトを知っていたからなんだろ...「続きが読みたいッ」
私も読みたい!
手塚治虫って「ファウスト」好きですよね。きっと己の欲望の大きさが途方もないコトを知っていたからなんだろう と思うのです。。。2012/11/12
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中学生のときに読んだ、いまだに取り憑かれている。
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未完というのは最初に目次でわかったが、どうやら絶筆(の一つ)だったらしい。
第二部開幕から救いのない話が始まって、最後は下書きで終わってしまった。
漫画としては88年の作品にしては…という気もするが、結末はやはり気になる。
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再読。完結しなくて残念。60歳は若すぎるよなあ。
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2017.11/04
命、神様、運命、どうしようもならないものや理解するには大きすぎるものについて
完結してたらめちゃくちゃ大作だったんだろうな、、、 -
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ドイツの巨匠の大作に日本の巨匠が挑む。ファウストを読んだ人はその大胆でち密な舞台の置き換えにうなり、ファウストを読んでいない人は必ず読みたくなるはず。未完に終わった最後を見るたび、ああ、あと20年手塚先生が長生きしていれば・・・!と思わずにいられない。
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未完のファウスト。現代の話になってるけど、根元的なところは火の鳥と一緒なのかなあ。
なんのためにいきるのか、宇宙を把握できるのか -
手塚治虫の遺作の一つであり、大作を予感させる未完作品。長谷川つとむ氏の解説によると、手塚はこの後の構想として、クローン人間にさらに手を加えて造り出された新種の生物が地球を破壊するという、バイオテクノロジーに対する不安をメインテーマとして据えようとしていたようだ。「純粋に生命の神秘を讃えていた」一ノ関教授が死に、「この手で新人類のアダムとイヴを作り出す」という野心に燃える坂根が生き残ったところに、この構想の伏線のようなものが見られるものの、本題に入る前に永遠の中断に入ってしまったことは返す返すも残念というほかない。
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読み終えた時、続きが読みたくなった。
息子さんのコメントにほろりときた。
あまりいないかもしれないが、ゲーテのファウストを読まずに本書を手にとった人は、ぜひ手塚治虫さんの「ファウスト」を読んで筋を覚え、ゲーテのも手にとって欲しい。
すると、ネオ・ファウストのどこが新しいのか、また、手塚治虫先生の再構成に気づけると思う。
ああ、続きが読みたい。 -
「手塚治虫は、面白いどうのこうのよりも、読むべき作品である」と誰かのコメントを思い出す。
手放しに面白いといえるわけじゃない。
ただのエンタメにはなりえない、重さとか深さが加わっている。
過去と未来の可能性が絶妙に混ざり合っていて、絶妙に気持ち悪いw
この人は日本の漫画の概念を創った人であり、崩した人でもある気がする。
アメコミとかフランスのBDと大きく違って、漫画から社会に問題提起をする。
だからこそ日本の漫画は世界に広まっていて、幅広い世代に読まれているんだと思う。
ただ、読むのはなかなか辛いね。
知識の薄い私ではどんなにゆっくり読んでも理解しきれません。
また数年後に読んでみたい。 -
2月9日は手塚治虫の命日だと言うことで、供養の意味も込めて。
漫画の日 - 手塚治虫トリビュートまつり(作家別五十音順)
http://togetter.com/li/255185
最も好きな手塚治虫マンガを三つあげろと言われたら、
・『ネオ・ファウスト』(絶筆)
・『アドルフに告ぐ』
・『陽だまりの樹』
その構成の見事さと登場人物たちのあまりの「生」の力に圧倒される。
中でも『ネオ・ファウスト』は、僕自身が大学でドイツ文学を学び、大学院ではゲーテ『ファウスト』を研究していたこともあり、別格の輝きを放っている。
この朝日文庫版『ネオ・ファウスト』には、巻末に長谷川つとむ教授の解説が載っているのですが、長谷川教授の講義を、一年間受けていたことがあります。
長谷川教授は、その著書『魔術師ファウストの転生』で、もともとのドイツ民間伝承であるファウスト伝説、ゲーテの『ファウスト』、バイロン、ハイネ、その他もろもろ、ファウスト伝説に見せられた文学を大系付け、果ては手塚治虫の初期作品である『ファウスト』、『百物語』にまで言及していて、そのつてで、手塚治虫とお知り合いになったのだとか。
僕は残念ながら手塚治虫と親交を持つことなど夢のまた夢見果てぬ地平だったわけですが、まさか、当の手塚治虫と親交があり、且つ、絶筆である『ネオ・ファウスト』の「その先」までも知り得ている教授の教えを賜れるとは。(実は、同名の講義を前年度に別の先生の分で単位取得していたため、ただの聴講、という形で教授に頼んで、単位関係なしに参加させていただいただけだったのですが、一番真面目に講義を聴いてくれていた、ということで喜んでくださいまして、ついでに、講義修了時にサイン入りの『ネオ・ファウスト』をいただきました。というか、なぜか強引にサイン本を押しつけられました。いや、嬉しかったんですが、その時点で既に3冊目だった。いや、いやだったわけじゃないですよ。あと、(何で手塚治虫のマンガにあんたのサイン!?)とか思ってないですから。思ってないってばうわやめろ)
母体は二流大学でも、日本随一のいい先生がそろっていると評判の、ドイツ文学科、本当に入って良かった。(長谷川教授は他学部の教授ですが)
さて、前置きが長くなりましたが、『ネオ・ファウスト』。
手塚治虫は、ゲーテの『ファウスト』を下敷きに、三回、マンガ化しています。
・『ファウスト』(子ども向けの読み物)
・『百物語』(舞台を戦国時代の日本に変えた、侍ファウスト)
・『ネオ・ファウスト』(舞台を昭和の日本に変えた、経済と革命のファウスト)
ゲーテのファウストからの、いずれも翻案という形式で、原作からは大きく変更されていますが、どれも面白いです。
特に大きな変更点が、『百物語』、『ネオ・ファウスト』ともに、主人公ファウストをたぶらかし、その従者となる悪魔メフィストを、女性の姿で描いていることでしょうか。
いろんな理由があるのだと思います。
・エンターテインメントとして、女性キャラであった方がいい。
・なにぶんエロスが不足しがちなので、常にお色気を振りまいていてくれるとありがたい。
・ラノベ全盛の今の時代の感覚と同じで、萌えの先取り。
・主人公のドラマをよりいっそう深くするため。
どんな理由であろうと、はっきり言えるのは、原作はともかく、手塚版は、メフィストが女性であることが、何よりの輝きを放つ一要因になっている。
悪魔がいちいち、主人であるファウストの命令に対して、嫉妬や恋心をほのかに感じながら動くのは、その悪魔の悪魔たる由縁=欲望に忠実たれという部分が、よりいっそう強調されているように感じる。
そしてだからこそ、ファウストが繰り返す悲恋と、その悲恋によって一喜一憂する悪魔の姿が、より深く読者に届く。(もちろん、『MW』を描いた手塚治虫ですから、従者たるメフィストが男性のままであったとしても、同様の思いを悪魔に持たせることは可能でしょうが)
こんなにも人間的で愛すべきメフィストフェレスは、そうはいない。
そして、構成。
『ネオ・ファウスト』は、舞台設定をがらりと変えているにもかかわらず、その根本は、原作である『ファウスト』を、しっかりと踏襲している。
主人公一ノ関教授(ファウスト)は、大学で研究を続ける学者であり、生まれ変わった坂根第一は生命=ホムンクルスを生み出す研究をしようとする。ファウストが恋する女性まり子は子どもを宿し、そして崩壊していく。
その構成に感嘆するほかない、見事なまでの『ファウスト』。
さらには、絶筆なわけですが、描かれた第二部冒頭、最後のページは、第二部と言いながら、実にゲーテの『ファウスト第一部』のラストになっていて、言い方は変ですが、ちょうど切りのいいところであるというのも、何かの意味がある気がしてなりません。
手塚治虫が亡くなって、既に四半世紀。
きっと今頃、天国でさらに多くの作品を生み出していることでしょう。
僕は死んだら、真っ先にこの作品の続きを読むのです。
それまでは、何度も繰り返し、この『ネオ・ファウスト』を読むし、さらに多くの作品に触れていたいと思います。
楽しみにしています。 -
鬼才だわぁ
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未完なのが残念すぎる。
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