天の涯まで―ポーランド秘史 (下) (朝日文庫)

著者 : 池田理代子
  • 朝日新聞社 (1993年1月発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022607485

天の涯まで―ポーランド秘史 (下) (朝日文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 池田理代子はベルばら以来、実在の人物を主人公にした歴史物を手がけているが、本作はいささか創作部分が多いせいか、ロマンスの方が強調されがちで、祖国復興を掲げるユーゼフの気質がいまいち分かりづらい。革命家肌のタデシコではなく、王族出身者を据えた華やかな人物が地下組織に関わるに当たっての不自然さは、彼なりの生い立ちや考えをもっと反映させればよかったかも。

    継母や義弟との対立というのも女性の好みそうなどろどろした家族愛憎劇だが、あまり彼の政治的立ち位置に反映されていないような。「エカテリーナ」以降、画力が落ちたというか作風が変わったせいで読みづらい。

    登場人物の人間関係も図などを挿入してわかりやすくすべきだったと思う。カタカナばかりの名前がどんどん出てきても判別しづらい。あと、キャラの顔が均質であるように感ずる。

  • ポーランドの歴史というのは、やっぱり、身近ではないなぁと。
    でも、これを読んでいる最中に、クリミアのロシア編入があったりして、多分、あのあたりなんだろうなぁと……。

    大国の間、特にイデオロギーや文化が違う大国の間にある国というのは、過去の話ではないのだなぁとしみじみ思います。

    物語としては、やっぱり、ものすごく省略して作られている感じがしてしまいます。ダイジェクトを読んでいる感じですねぇ。

  • これはおもしろかった。18世紀半ばから19世紀前半のポーランド王国の大河ドラマ。虚実織り交ぜながら、重厚な密度で話はすすむ。ポーランド分割など、世界史を知るための副読本としてもおすすめ。

  • 上巻の続き。列強による分割の後、ついにポーランド王国が地図上から抹殺され、その後ナポレオンによる解放を信じ戦い続けるが、報われず戦死する愛国者ポニャトフスキにスポットをあてて描く。

  • 池田理代子さんの歴史漫画。
    18世紀末から19世紀初めにかけてのポーランドが描かれています。
    主人公は王の甥で、ポーランドの英雄とされているらしいユーゼフ・アントニ・ポニャトフスキ。
    ロシアのエカチェリーナやフランス革命、ナポレオンなど出てきて、これまで読んだ池田漫画との絡みが楽しかったです。

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