私とシュタイナー教育―いま「学校」が失ったもの (朝日文庫)

著者 : 子安美知子
  • 朝日新聞 (1993年2月発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022607515

私とシュタイナー教育―いま「学校」が失ったもの (朝日文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 1993年刊。独シュタイナー教育の啓蒙書で、幾つかの雑誌に掲載された論考を集積したもの。著者の長女がシュタイナー教育を受けた経験を持つ。個人的に、子供が五歳になる頃まではこの種の書籍は貪るように読んだ。ただ、今となっては、シュタイナー教育を日本で根付かせるのは難しい、と感じてしまう。なるほど、ある種日本の幼稚園教育に通底するものがあるかも知れないと思いつつも、日本の教育者にS教育の実践経験者が少なく、仮名・漢字学習を要する日本の特殊性、S教育思想の根本が日本で歴史的風雪を経ていない点が、そう感じる所以。

  • 人間としての勉強。子どもの意識に残すための授業、ではなく、徹底的に無意識の領域に働きかける教育。sprachgestaltung.

    知情意の、意→情→知 の流れは感覚的に納得。知で固められると意になかなか向かない。実際、頭でっかち人間をいっぱい生み出したところで、行動してくれないのなら何も変わらない。心で感覚で掴んだもの を今度は知識でもって頭に落とし込みたくなるので。なので、こういった教育の流れにはものすごく納得できる。

    wahrnehmen(wahrnehmumg):自分の五感でピタッと知覚すること ↔︎ vorstellen:頭で思い巡らすこと

    覚えさせる のではなくて 全て忘れさせる っていうのには、おおーっとなった。その時の感覚って一度っきりだから、後々のことに意識を向けてる暇があるなら今、その瞬間にもっと感覚を研ぎ澄ませるべしでしょ!派なので。

    筆者が何度もなんども確認してくる。それでもあなたはこの教育を子どもに受けさせたいと思いますか?って。親としての覚悟を問うてる。

    シュタイナー学校を訪れる人は、どうこの濃密な日々を受け止めるんだろう。ひとつひとつを噛み砕こうと思うなら、かなりのエネルギーがいる、と読んでいて感じられる。

    シュタイナー教育 のことを勧めてくれたのは全く別の人なのに、こないだの町屋で体験したオランダ人アーティスト二人のワークショップ(http://kekekyoto.tumblr.com/post/133787826205/let-go-get-lo-workshopexperiment-during)と見事にリンクしてる。不思議な感覚。

  • 21歳で「思考」が生まれる。

  • 講演集

  • レポートの課題のために読みました。読みやすかった。方法論については、専門家じゃないからよくわからないし、必ずしもそれがいいかは分からないけれど、考え方は、あたしのしたかった教育観に近い。理想論かもしれん。でも、絶対今の日本の教育よりも、あたたかい気がする。

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