人間フルトヴェングラー―エリザベット夫人にきく素顔の巨匠 (朝日文庫)

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  • 朝日新聞
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022607560

感想・レビュー・書評

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  • 現在、CD等で聴くことのできる指揮者では、フルトヴェングラー、クナッパーツブッシュ、シューリヒト、ワルターが至高の存在であろう。本書は、著者がエリザベット夫人とのインタビューを元に構成したフルトヴェングラー伝である。フルトヴェングラーは、まさしく典型的な前世紀型の指揮者であり、文字通りに不世出の存在である。ことにベートーヴェンにおいては、まったく他の追随を許さない。我々はフルトヴェングラーによってこそ、ベートーヴェンを真に実感する。1951年バイロイトの第9のコーダの狂奔こそがベートーヴェンなのだ。

  • 全体として、決して満点という本ではないが、ところどころで、フルトヴェングラーの精神の至高さと思想の深みが感じられ、読んでいて胸が熱くなる。

    また、客観的な伝記ではなく、あくまでも、志鳥さんの目から見たフルトヴェングラーなのだが、感動を伝えるにはこういう記述しか無かったとも思える。

    あのヒトラー政権の中で、ドイツを去らず、音楽を愛し、求めたフルトヴェングラー。表面的に見れば、誤解もされうる。しかし、現実から安易に逃げなかった、という一点が彼の偉大な人格を決定づけていたのではないか。

    私はどうか?

    逃げるな。現実から学べ。そして、深め、変えていくのだ。自分も社会も。今だけではない。未来を信じろ。

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/4022607564
    ── 志鳥 栄八郎《人間フルトヴェングラー ~ エリザベット夫人にきく素顔の巨匠 19930301 朝日文庫》P167
    http://booklog.jp/entry?keyword=%E5%BF%97%E9%B3%A5+%E6%A0%84%E5%85%AB%E9%83%8E&index=Books
     
    http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=%BB%D6%C4%BB+%B1%C9%C8%AC%CF%BA
     志鳥 栄八郎

    (20091203) 

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