ニューギニア高地人 (朝日文庫)

著者 : 本多勝一
  • 朝日新聞社出版局 (1981年10月発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022608048

ニューギニア高地人 (朝日文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ニューギニアの高地で原始生活を送る人たちのルポ。原始的な農耕とはなにか、を知るために読んだが、興味深いことが多かった。ダニ族の子守唄は愛らしく情緒に溢れている旋律である。日本の子守唄のような悲しみと暗さがない。日本の子守唄は、赤ん坊のためと言うよりも、母親の悲しみの吐露だったのではないか。
    彼らの戦争は、決して皆殺し戦争の形をとらない。夕方になれば互いに止めるし、お天気が良くなければ、戦争日和ではないと見て、休戦する。確かに死者は出るが、部落が全滅するような、文明人的残酷戦争はやらない。ある意味では、刺激の少ない彼らにとってのスポーツでもある。だから私たちのような第三者は、たとえ戦争見物に行っても、少しも危険は無い。彼らの戦争には、政治的にしろ経済的にしろ、支配権をかけた侵略対決の要素が少ない。どんな古い戦争ともこの点が違う。
    原始生活の幸福感は、結論から言うと、幸福も不幸もない。幸福を知るためには、不幸を知らなければならないからだ。人間は比べるものがなければ幸福も不幸も感じない。ダニ族やモニ族には、ほこり高き人々が群雄割拠をしている。

  • ニューギニアの奥地の村で一定期間生活した人が書いた話。
    どこで生活していても、人の集団というのものは本質的には変わらないものなんだなと思った。

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