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Amazon.co.jp ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784022608048
みんなの感想まとめ
原始的な農耕生活を営むニューギニア高地の人々の姿を描いたルポは、彼らの文化や戦争観、幸福感について深い洞察を提供しています。特に、ダニ族の子守唄は情緒に満ちており、日本の子守唄とは異なり、母親の悲しみ...
感想・レビュー・書評
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「ニューギニア高地人」本多勝一著、講談社文庫、1971.07.01
269p ¥180 C0139 (2025.07.09読了)(2000.02.12購入)(1972.12.20/7刷)
【目次】
意外なジャングル
モニ族の簡素で家庭的な生活
石器時代も案外不便なものではない
アヤニ族とナッソウ山脈横断の旅へ
ニューギニア高地人に襲われた日本軍
ダニ族の団体生活と奇妙な男たち
ホモ・ルーデンス
あとがき
解説 石毛直道
索引
☆関連図書(既読)
「女二人のニューギニア」有吉佐和子著、朝日文庫、1985.07.20
「地獄の日本兵-ニューギニア戦線の真相-」飯田進著、新潮新書、2008.07.20
「カナダ=エスキモー」本多勝一著、朝日新聞社、1981.09.20
「戦場の村」本多勝一著、朝日文庫、1981.09.20
「南京への道」本多勝一著、朝日新聞社、1987.01.20
「マゼランが来た」本多勝一著、朝日新聞社、1989.07.25
「エスキモー人」祖父江孝男著、カッパ・ブックス、1961.08.01
「エスキモー 極北の文化誌」宮岡伯人著、岩波新書、1987.02.20
「アラスカ物語」新田次郎著、新潮社、1974.05.25
「旅をする木」星野道夫著、文藝春秋、1995.08.15
「イニュニック[生命]」星野道夫著、新潮文庫、1998.07.01
「ノーザンライツ」星野道夫著、新潮社、1997.07.25
(表紙より)
20世紀後半マングローブ林の奥ナッソウ山脈の懐に地上最後の石器文化を保持する原始農耕民山地パプア諸族。その生活様式が文明に接し変容する……、見られる側と見る側の文化のズレを埋めゆく過程を描き尽し、自己中心的な文明人に衝撃を与えた記録。社会構造の二類型を分析、人間と文化の普遍的基盤を示す。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ニューギニアの高地で原始生活を送る人たちのルポ。原始的な農耕とはなにか、を知るために読んだが、興味深いことが多かった。ダニ族の子守唄は愛らしく情緒に溢れている旋律である。日本の子守唄のような悲しみと暗さがない。日本の子守唄は、赤ん坊のためと言うよりも、母親の悲しみの吐露だったのではないか。
彼らの戦争は、決して皆殺し戦争の形をとらない。夕方になれば互いに止めるし、お天気が良くなければ、戦争日和ではないと見て、休戦する。確かに死者は出るが、部落が全滅するような、文明人的残酷戦争はやらない。ある意味では、刺激の少ない彼らにとってのスポーツでもある。だから私たちのような第三者は、たとえ戦争見物に行っても、少しも危険は無い。彼らの戦争には、政治的にしろ経済的にしろ、支配権をかけた侵略対決の要素が少ない。どんな古い戦争ともこの点が違う。
原始生活の幸福感は、結論から言うと、幸福も不幸もない。幸福を知るためには、不幸を知らなければならないからだ。人間は比べるものがなければ幸福も不幸も感じない。ダニ族やモニ族には、ほこり高き人々が群雄割拠をしている。 -
ニューギニアの奥地の村で一定期間生活した人が書いた話。
どこで生活していても、人の集団というのものは本質的には変わらないものなんだなと思った。
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