日本語の作文技術 (朝日文庫)

著者 : 本多勝一
  • 朝日新聞出版 (1982年1月14日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022608086

日本語の作文技術 (朝日文庫)の感想・レビュー・書評

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  • この本に書かれているテクニックは広まっていて、現在ネット上にある「文章の書き方」サイトにはたいてい載っているし、他の本のテクニックもまとめて整理されていて大変分かりやすい。
    それなのに著者の個人的な主張が顔を出し、本来の作文技術から脱線することしばしばな本書を読む価値はどこにあるのか。
    それは文章を書く行為に自覚的になるからだろう。通読すると普段自分の書いているいる文章に目線が向き、いったいどうしたらわかりやすくなるのかと考えるようになる。
    さらに読んでは新聞記事を見ても慣用句・紋切り型・書き出しなどに注目するようになった。
    毒が強くて座右には置いておきたくないほど著者の主張が鼻につく。そんなかなりの欠点が本書はあるけれど、文章を書く行為に興味を持つようになる点は類書より上だろう。

  • 「分かりやすい」文章を書くための技術を説明した本。

    多くの人がレビューで書いていて、著者も本の中で指摘しているようになぜこの本で書かれていることを学校でやらないのか不思議だった。分かりやすい文章を書くために必須としている1章から4章までの内容なら、中学生くらいなら問題なく理解できるはずである。

    特に、逆説の意味ではない「が」は自身もよく使っていることに気付いて、改めようと感じた。

    ただ、英語に対する嫌悪感がところどころ前面に出ているのが非常に残念。英語と日本語は全く違うということはこの本で指摘すべき内容であるかもしれないが、英語批判はこの本でやるべきことではないし、どちらが優れているということもない。
    この点がとても残念だった。

  • 私のように文章の書き方を学んだことがない方に、是非読んでいただきたい本です。

    今までの自分を振り返ってみると・・・せっかく時間をかけて文章を書いても、仕上がりのレベルがまちまち、推敲するたびにわけがわからなくなっていく、ある種のゲシュタルト崩壊のような感覚に陥ることが度々ありました。

    日本人であることに胡坐をかき、日本語の文法の学習をおざなりにしてきたせいでしょう。仕事で使う文章でも、ただただ盲目的に書き殴ってきただけでした。

    しかしこの本のおかげで、推敲時に何をしたらいけないのか、何に注意を向けたらよいのかの目安が少しつくようになりました。自分の本棚にちょっとした文章の先生ができたようです。とても感謝しています。

    それにしても目を見張るのは、巻末に掲載されている著者の参考にした本の数々です。これを一読するだけでも、真摯に文章と向き合ってきた方なのだということがわかります。一朝一夕では文章は上達しないことなどが、嫌というほどわかる本でした。

  • 先生に紹介されて、翻訳の勉強のために購入した。
    この本が有名な本であることは学生時代に知っていたが、当時は「どうせ新聞記者のつまらない文章を書くための教科書だろ。こんなの読んだら自分の文章にオリジナリティがなくなってしまう」などと考えて敬遠していた。
    過去の自分が恥ずかしくって仕方がない。今回読んでみて、はじめから最後まで眼から鱗の連続だった。これを読むだけで、自分の文章も変わるし、他人の文章に対する見方も変わる。言語というものへの興味も変わる。
    『象は鼻が長い』も合わせて読んでおけば、さらに得るものが大きい。
    日本語でも英語でも、読むにしても書くにしても、文章に興味がある人なら一度は読んでおくべき本だと思う。

  • 仕事で偉い人や役所に書類を提出することが増えてきたので、文章力を上げようと思って読んだ。

    ネットでこの本が絶賛されてので買った。

    まず、本読んでて意味不明なのは自分がバカだから意味分からんのだと思ってたけどそうでもなかった。意味不明な時は書いた人が悪いので疑って自分で文章を修正しましょう。ということを学んだ。


    「助詞の使い方。は、が、」の章で飽きて挫折しそうなったけど耐えた!がんばった!
    その山を越えた次の章からまた面白くなって頑張って読んで良かったと思いました。

    良い文章と悪い文章が比較して載っていたので分かりやすかったし、著者が新聞記者なので上品なようで下品な感じの表現も刺激になって退屈せずに(途中飽きたけど)読めた。

    最後の方は文章を書くだけでなく、他のジャンルでの創作にも役立つことが書いてありました。

  • 作文とか綴り方って授業そういえばなかったよね
    大学で初めてレポートの書き方ってあったけどすぐ終わっちゃって何にも身についてない
    句読点以外にも見やすい、わかりやすい文章の書き方を多くの例題で具体的に示してくれておりわかりやすい
    常に身近に置いておきたい本

  • 日本語を書く上での基本的な原則、言い換えれば文章を読みやすくするための技術が説明された本です。修飾関係や句読点の使い方など、学校の教科書に取り入れた方が良いであろう重要な事柄も多く見られます。

    それと著者の言う「ヘドが出そうな文章」というのは非常に共感させられました。紋切り型の言葉を乱用して悦に浸ってる文章は最低です。というか、自分のことを言われているようで反省しているんですけど・・・。

  • 本書は、まさに作文の「技術」という本である。日本語の文を書く際の、
    ・修飾語(句)などの語順をどうするか
    ・句読点の打ち方をどうするか
    ・段落をどこで区切るか
    などの「技術」を教えてくれる。

    このような「技術」は通常の学校では教えてもらえないため、独自の判断で文を書いている人がほとんどかと思われる(少なくとも自分はそうであった)。本書を読むことで「分かりやすい文」の体系的な作り方を学習することができる。

    本書は、論文を書く際の参考とするために購入した。論文では誤解を与える書き方が許されず、主張を正確に表現することが求められる。本書の「技術」を使うことで、自身の主張を正確に書き表すことに一歩近づけたかと思う。

    なお、作文において重要となる“文書の構成”などは本書の範囲外となっている。あくまで「日本語の文章をどのように作るか」に本書の主眼が置かれているため、分かりやすい文書の構成方法等については別に勉強する必要がある。

  • 原稿用紙の使い方とか取材メモの取り方とかはあまり必要ない内容もあるけど、修飾の順序、句読点の打ち方、助詞の使い方等、具体的な例を沢山挙げながら非常によく整理されている。中黒点の使い方とか一部同意しかねる内容もあるけど、、今までなんとなくぼんやりしてた(させてきた)ものも整理できたので勉強になりました。特に複雑怪奇な文章を扱う特許翻訳者は読んでおいて損はないのでは。

  • 作文をかいてますが、自己流で、自信がありませんので、読んでみたいです。

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