入江相政日記 第4巻 昭和23年1月~昭和25年12月 (朝日文庫 い 19-5)

著者 : 入江相政

制作 : 朝日新聞社 

• 朝日新聞出版 (1994年10月1日発売)

感想・レビュー・書評

[reinouさんの感想 · 2017年1月21日]

１９９４年(底本１９９０年)刊行。昭和天皇侍従(後に侍従長)の日記(抄)。４巻は１９４８年～１９５０年末まで。記録としては残すべきものだろうが、淡々とした叙述は読んでいて面白い書ではなさげである。まぁ、新憲法に対する露骨な否定的態度や、陸軍軍人に対しての、ある意味正直な嫌悪が表されていること(悪い意味で、実に宮中官僚らしさが滲み出ている)からみて、事後的な粉飾・虚飾は排されているようだが…。