12万円で世界を歩く (朝日文庫 し 19-1)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022611840

感想・レビュー・書評

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  • 読書録「12万円で世界を歩く」3

    著者 下川裕治
    出版 朝日文庫

    p44より引用
    “ ネパール政府が、ドラッグ類を許してい
    るわけではないのだが、この国にはあらゆる
    種類のドラッグがある。ハシシュ、LSD、アヘ
    ン、牛糞にはえるといわれるマジックマッシュ
    ルーム……。欧米を中心にした若者は、これ
    をめあてにネパールにやってくる。”

    目次より抜粋引用
    “バンコクから尻にアセモの二千キロ。赤道
    には白線が引いてあった。
     高度四千メートルめざすヒマラヤ・トレッ
    キング。ヒルの森にヒルむ。
     ついにニューヨーク到達。アメリカ大陸、
    一万二千二百キロ。
     念願のカリブ海リゾート。キューバのドル
    払いアリ地獄に泣く。
     タイ国境線をなぞる戸惑いの旅。気がつい
    たら“密入国”。”

     フリーライターである著者による、予算12
    蔓延で世界各地を旅してまわった紀行文。
    同社刊行作文庫版。旅の明細書付き。
     日本のお隣からヨーロッパや中米まで、ぎ
    りぎりの旅の悲喜こもごもが記されています。

     上記の引用は、ネパールのドラッグ事情に
    ついて。
    ドラッグについては合法な種類と国もあるよ
    うなので、その場へ行って楽しまれる分には
    文句もないのではないでしょうか。禁止され
    ている国では、その他の事を楽しみましょう。
    周りに迷惑を掛けない程度にしてほしいもの
    です。
     まだベルリンの壁が存在していた時代の旅
    行の記録なので、貴重な作品になってくるの
    ではないでしょうか。文庫版あとがきにあり
    ますが、旅行作家としての著者の転換点となっ
    た一作だそうです。

    ーーーーー

  •  貧乏旅の本の著者と言えば、下川 裕治さん。
    別のページで『格安エアラインで世界一周』を紹介させてもらいました。
    この本では、12万円で旅をするスタイルを12のパターンを紹介されている。

     紹介されているのは、東南アジア、韓国、中国、中米、北米、シベリア鉄道など 。
    話に出てくるのは、著者が1988年〜1989年の旅のストーリー。
    支払った代金の明細書がそれぞれ細かく書かれている。
    当時の今の物価が違うので注意が必要だが、必要な出費の参考になる。

     今のバックパッカーは、スマホやインターネットを駆使して旅をする。
    地図は開かなくても、手のひらのスマホで教えてくれる。
    しかし、便利グッズを使わない旅にもいいところはある。
    下川さんの旅そんな昔ながらのワクワク感のあるバックパッカーのような旅だから、読んでいて楽しい。

     節約して旅をすることが好きな人はおすすめしたい1冊です。
    たくさんの写真(カラー&白黒)をみているだけでも楽しいですよ。

  • 旅行記ってのはなかなか面白い。
    自分の日本での常識が
    日本での常識なんだと気づかされる。

    英語が全くできないから
    外国なんてできれば行きたくないとおもってきたけども、
    実際に行ってみてからは
    海外はおもしろいなぁとおもうようになったね。

    ただ12万円旅行はしたいとは思わないが。

  • 日本で仕事のなかったフリーライターが週間朝日の連載企画に誘われた事がきっかけで旅は始まる。
    約1ヶ月間、旅費は12万円(航空運賃含)。それを繰り返すこと13ヶ月。
    20年前と今では多少物価は違うものの、無銭旅行の過酷さはリアルに伝わってきた。

  • 貧乏バックパッカーとしておなじみの下川氏を代表する一冊です。当時私は東南アジア放浪から帰国したばかりであり、12万円で旅行ができるということに大いに共感しました。

    この本が執筆された時代よりも今のほうがチケットは安くなっているので、より実践できると思います。今はどこでもネットができる世の中になったし、海外ホテルも簡単に予約できるし。まあ便利な世の中になりました

  • 強烈な旅の思い出を求める人へ

    僕なりに旅をしてきて強烈な印象に残っているのは、素晴らしい景色や建造物よりも、トラブルに巻き込まれたり、誰かと喧嘩したり騙されたり、人の優しさに触れたり助けられたり、といった思い出の方が心に刻まれています。そんな旅はこの本で仮想体験してください。

    中村

  • あんまり面白くは無い。

  • 深夜特急のビンボー版☆ちゃんと明細が付き一度はやってみたいバックパッカーの旅!

  • ちょっと情報が古いか。

  • 有限実行w

著者プロフィール

1954年(昭和29)長野県生まれ。ノンフィクション、旅行作家。慶応義塾大学卒業後、新聞社勤務を経てフリーに。『12万円で世界を歩く』(朝日新聞社)でデビューし、以後、アジアを主なフィールドにバックパッカースタイルで旅を続け、次々と著作を発表している。『週末ちょっとディープな台湾旅』『週末ちょっとディープなタイ旅』(朝日新聞出版)、『旅がグンと楽になる7つの極意』(産業編集センター)、『沖縄の離島 路線バスの旅』(双葉社)など著書多数。

「2023年 『旅する桃源郷』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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