リーダーは何をしていたか (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞社
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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022611994

感想・レビュー・書評

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  • 山での遭難事故、特に高校生や一般人を引率して遭難した事例を詳細に分析し、「リーダーの責任」について言及した名著。著者は山に全く無知な「リーダー」が引率して遭難した例を、バスを無免許運転して、それとは知らず乗った乗客を交通事故で死なせたのと同じだと断じている。

    これは山での事例であるが、海でもまったく同じである。海での講習を行うインストラクター、特にジュニア指導者は一読する価値がある。

  • 北海道・トムラウシ山遭難事件のニュースを聞いて、私は思はず「またか」とつぶやきました。
    本多勝一さんは山の遭難事件について、それこそ数十年前からリーダーの責任について言及してゐます。
    逆に言へば、一般的には事故に際してリーダーの責任を問ふ声が少ないといふことでせう。
    山についてあまりにも無知な人物がリーダーとなり、一般の人を引率するケースが多すぎると本多氏は慨嘆します。
    今回の事故も完全に人災と申せませう。「自然災害により、船舶やバスなども事故が起きる。何でもリーダーの責任にするのは酷ではないか」といふ意見も聞きますが、今回は例へるなら、バスの運転の経験もない無免許運転状態の運転手が、乗客を乗せ険阻な山道をバスで走るやうなものです。
    従つて「中高年が云々」「自己責任で参加せよ」などといふ声は通用しないでせう。

    本多氏のかういふ警告があるにも拘らず、無責任な山の事故はなくなりません。残念であります。
    山登りツアーを企画する会社の関連者、ガイド、参加者はすべからく本書を読んだ上で行動を起こすべきであらうと、私は思ひをめぐらします。
    今回は少々真面目になつてしまひました。反省。

    http://genjigawakusin.blog10.fc2.com/blog-entry-37.html

  • 引率登山での遭難はリーダーに責任がある、という話。静岡体文協の話なんか、誰も自分が責任者だと思っていない、大トラブルが起きる典型的なパターン。

  • 新人員研修のグループワークでリーダーをしていたので、その悩みを解決してくれるであろうと藁にもすがるような気持ちで手に取ったこの本は、
    山の本だった。
    しかも山岳事故の裁判の記録。

    山登りを始めた私にちょうどよかった。

  • ・リーダー(※の役割と責任とは何か?
    ・事実の裏に潜む本質的な問題は何か?
    について示唆をもらいました。

    ※書籍では、「山岳パーティーにおける」リーダー

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