ぼくたちの洗脳社会 (朝日文庫)

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著者 : 岡田斗司夫
  • 朝日新聞社 (1998年10月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022612441

作品紹介

経済万能社会は、もはや終わった。時代は今、多様な価値観により支配しあう"自由洗脳競争社会"への転換期を迎えているのだ!新たな文化論の旗手としての若者の支持を得る著者が、洗脳力がもたらす変化と幸福を説く異色の現代社会論。

ぼくたちの洗脳社会 (朝日文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 95年に出版された本だが、論そのものは十分現実の世界の17年間が立証しているように見える。

    農業革命、産業革命、そして今の情報革命がいろいろな価値観や生き方を変えていくだろうし、パラダイムシフトにいる自分たちはその変化に気づいたり、自分の枠にとらわれて未来を予想することはできないと考えられる。

    洗脳とは常に社会によって行われてきているが、その中でどのような社会が次は来るのかを考えることも重要だと思った。

    既に絶版されているが、できれば続きをだしてもらえると面白いと思う。

  • アルビン・トフラーの『第三の波』と堺屋太一『知価革命』からインスピレーションを得て現代を「自由洗脳社会」と定義付けた、95年に発行された「オタキング」こと岡田斗司夫初の著書。
    本書では、農業革命によって生まれた封建社会、産業革命によって生まれた自由経済社会に続く現代を高度情報化社会によって再びパラダイムが更新され、自由経済競争社会に続く「自由洗脳競争社会」とも呼ぶべき潮流がやって来ていると述べている。ここで言う「洗脳」とは、「多くの人々の価値観を、ある一定方向へ向かわせようとする行為すべて」として規定しており、ブランドやメディア、教育といったものも洗脳行為と見なした上で、現代は誰もが発信者となって洗脳の主体者として行動できる社会が到来していると論じている。
    このような主張に対して、ゼロ年代の当事者である自分としては、同意しつつも良くも悪くも90年代のパラダイムから述べられたものとしての感覚が拭えなかった。というのも、一つは過去のパラダイム上に構築された就職や結婚といったシステムが崩れつつある事に楽観的な態度である事への違和感。そして、もう一つが著者が「洗脳」という言葉を用いる通り、他者に影響を与える事に肯定的な態度に対する違和感。実際の所、格差や貧困、虐待が自明のものとなった今の視点からは楽観的な態度はとれないだろう。そして、大多数はむしろ他人の意見を否定する事を恐れ、自分の意見に共感してほしいだけなのだ。。そう、90年代に比べてゼロ年代って、本当に痛々しい十年だったんだよ。
    読んでいる中で、自分の頭の中を常によぎっていたのが2008年に起きた秋葉原無差別殺人事件。当時25歳だった容疑者は非正規雇用を転々として生計を立てており、携帯サイトの掲示板で度々書き込みを行うも誰からも共感を得られなかった彼は、著者の言葉を借りて言うならば「自由経済社会」の負け組であると同時に「自由洗脳社会」の負け組であったと言える。二重の意味で否定されてしまった時に、僕等はどこに行けばいいのだろうか。

  • 2017年に再読。前回の事はまったく記憶にないが、今回はよく理解できるようになった。彼の主張がますます現実になってきたからだろうか。新しい理論は時代を一歩進んでいるので、その時には理解できないのかも。

  • ちょっと読んでみたいわ(笑)

  • 【加筆改訂版「評価経済社会」2011年 有り】
    【単行本 1995年 有り】

  • 【何故読みたいか】
    岡田 斗司夫 さんの『「お金」って、何だろう?~僕らはいつまで「円」を使い続けるのか?~』が面白かったから
    視点を変えて世界をみたいから
    今の自分を知りたいから

  • 某ブログで見かけて。アイデアは面白いけど論理的じゃない。口述したものを書き起こしたらしいが、せっかく本にしてるんだからもう少し推敲して欲しい。(この本に限らず小説じゃないのに論理的でない本は多い。うちの職場なら真っ赤になって帰ってくるんだけど、誰も指摘しないんだろうか。出版業界ってのは不思議だな。)
    ●面白かった点
    アイデアは面白い。
    ●気になった点
    とにかく論理展開がなってない。そもそも目次の付け方が粒度があってない。
    結論が曖昧。「で、何が言いたいの」という内容。

  • 読書会の課題本だったので読みました。絶版なのですが、公式サイトでPDFで配布しています→ http://otaking-ex.jp/wp/?p=3964この本が書かれたのは1995年なのですが、2010年現在に書かれたといわれてもあまり違和感がありません。その上で、もう少し未来の姿を展望しています。最近ちょっとはやり(?)の評判経済につながる発想があり、やはり貨幣経済から評判経済へのシフトは(時間がかかるとしても)間違いのないトレンドなのだなと、感じました。

  • 読書会の課題本として読みました

    今ならPDFで無料でよむことができます。

    98年に書かれた本ですが、今でも読む価値が十分にあります。

    実質この本の続編であろう「評価経済社会」という本が出ていますが(自分は未読です)、まだまだ読む価値はあります。

    パラダイムシフト、という言葉を意識するようになるかと思います。

    あと、この時代に生まれてよかった、と思うようになりますよ。

  • PDFで読んだ。これが10年ほど前に書かれているというのは驚きです。過去はこうで、現在はこうで、未来はこうなるだろう、って本ですが岡田斗司夫氏が描く未来は2025年ごろになりますが、既にそうなっていると感じるところあり、2010年現在、進行中であることが感じられる所が多々あります。自分自身が感じている変化や不安、行動にも沿うところあり、興味深い読み物。
    わかり易い言葉と文章がいいです。
    岡田斗司夫氏がtwitterやBlogで発言する内容に興味ある方は是非。
    あー昔からこんな事考えていたんだなーと思うはず。

    それとPDFで本を読むのは初めてでしたが、読みにくい。新聞は読み易く全体を把握し易いのにwebのニュースは読みにくいと感じたのと似てます。なんでだろうね。

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