ジャポンスコ ボヘミア人旅行家が見た1893年の日本 (朝日文庫)

  • 朝日新聞社 (2001年1月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (328ページ) / ISBN・EAN: 9784022613042

みんなの感想まとめ

日本の明治時代を舞台に、1893年にチェコから訪れた旅行者の視点で描かれた旅行記は、詳細な観察と豊富な資料が特徴です。著者は大学教授という背景を持ち、見たものや聞いたことを忠実に記録しており、物の価格...

感想・レビュー・書評

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  • 横浜、東京から京都、長崎まで、1893年の日本をぐるりと旅行したボヘミア人の旅行記。植物や生物に興味を示し、東洋の文物の方がいいとする東洋趣味も見せつつ、よく食べ、よく見て、時には一般の日本人の家庭にお邪魔して。畳がないと過ごせない日本人とか、乳製品を食べない日本人とか、天然痘の予防接種しない日本人とかは隔世の感。また、日本の港に定住したドイツ人は、日本人のあまりの礼儀正しさとていねいさに対する軽蔑の気持ちをかくさない、という所感も。日本人の信仰心の現世利益てきなところを語るところはたしかに、と。芝居や茶屋通いに熱心な若者たちは、今も変わらぬか。日本の現代劇の創立者が二人の女性であるという事実 、というが誰と誰のことなのだろうか。大津事件で、のちのニコライ2世を襲った人物は聞いたことあったが、一命を救った二人と彼らのその後については知らなかった。などなど、興味深い日本人観、当時の日本社会などを知ることができてよかった。

  • 1893年に日本を旅行したチェコ人が書いた旅行記。本人が大学教授と言う職業柄か、物語としてというより、ひたすら見たものと聞いたものの事実を羅列しているような感がある。物の値段等が詳細にわたり書いてあったりして、どちらかというと資料的ですらある。とはいえ、絵や写真の挿入も多く、非常に興味深い。

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