ペリー艦隊大航海記 (朝日文庫 お 45-1)

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022613066

感想・レビュー・書評

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  • ペリー提督がイギリスにライバル意識を持っているのは知らなかった。
    日本人が驚いた黒船(外輪船)より進んだイギリス艦と邂逅したした時は、アメリカも早く新型艦を導入しなければと言っている。
    当時、小笠原諸島は西洋人が住んでいたが、日本のものだと言っているが、それもイギリスに対抗してのもので、小笠原がイギリス領になる世界線もあったのだろうか。

  • 2000年(底本1994年)刊。著者は元茨城大学人文学部教授。◆鎖国の扉を開け、維新期の端緒とされるペリー来航は、西欧史から見ると、大航海時代に始まる米国開拓史の延長線上に位置付けられる。本書は後者の観点で、大航海時代のコロンブスの米国大陸到達から筆を起こし、米西部開拓史を素描しつつ、ペリーの歴史的立ち位置を露わにして、ペリー来航の実相に迫っていく。その意味で西欧史からみた幕末日米交渉史の趣き。◆かつ、狭義の日米開港交渉だけでなく、琉球・箱館等の見聞録や、ジョン万次郎伝にも触れ、視野の広さは特筆すべきか。

  • 米国海軍司令長官ペリーは、なぜ自らを「360年後のコロンブス」と位置づけ、日本への遠征航海に乗り出した。ペリーの報告書『ペルリ提督日本遠征記』をひもときながら、日本を一大転機へと導いた大航海を新たな世界史的視点から検証し、激動の時代の日本と世界の姿を浮きぼりにする。
    歴史に革命がおこるようなストーリーでなかなか楽しかった。

  • 黒船でやって来たぺりーがどのようなルートで日本に来たのか、また、何の目的で来たのかなどの細かいことが書かれている本です。、

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著者プロフィール

2009年9月逝去

「2013年 『明治国家の成立 天皇制成立史研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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