- Amazon.co.jp ・本 (399ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022613578
感想・レビュー・書評
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アイヌ民族に憧れる。
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多文化に触れるのは面白いものである.ただ,ネイティブスピーカがいなくなった今,アイヌ文化というものは実質,失われたと考えられるかもしれない.残念である.
本書の大部分はアイヌ口述伝承風のフィクションである.雰囲気をうまく伝えているかもしれないが,やっぱり本物の伝承に触れるのが良いのだろう.とはいっても所詮自分では日本語訳しか読めないのだけど. -
アイヌ民族の話。三部構成で一部は環境や風習や生活に関する資料的内容、二部からは架空の人物を通して当時(1400年頃?)のアイヌの生活を物語的に描いている、三部は1457年のコマシャインの戦いへのプロローグ的内容となっている。写真や挿絵も多く文章も読みやすい。
アイヌの人達がどのような生活を送っていたか、どんな信仰や社会を持っていたかの雰囲気が分かった。和人との本格的な戦争や明治以降の迫害の歴史などは書かれていない。それは他の本を読むとして、今度は沖縄の話も知りたくなってくる。 -
アイヌネノ アンアイヌ エネプネナ
”人の中の人に お前はなるんだよ”
エヤイピトネレ エヤイカム イネレ
”それで自分を人間にさせることができ
神にもすることができますよ” -
とてもuniqueな童話世界。