萬斎でござる (朝日文庫 の 5-1)

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022613639

感想・レビュー・書評

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  • 以前国立能楽堂のすぐそばに勤務していたというのに、一度もまだ狂言は見たことがない私・・・。いずれ機会があるかもしれないので、面白そうな演目をメモしておく。「いろは」(父親が子供に、いろは48文字を教えようとしているときのやりとり)「三番叟」(武闘的要素が強く、身体のぶれを嫌う)「奈須与市語」(「平家物語」にある、奈須与市が扇の的を見事に射た話)「釣狐」(せりふ、語り、謡、写実的演技、物まね的演技など、狂言師として必要なすべての技術が含まれている)。とくに「いろは」は、「<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009RB77O/ieiriblog-22" target="_blank">にほんごであそぼ 萬斎満開 (まんさいまんかい)</a>」につながるものがあるのではないかと思う(番組きちんとみてないのでなんともいえませんが)。

  • 萬斎さんの狂言に向かう真摯な姿勢が伝わってきて、きっと読み手側も自然と姿勢が正されるような本。
    あの美しい姿・立ち振る舞いの根源が知りたい方は必読!!
    巻末の名作狂言の簡単なあらすじ書きも素人に分かりやすくてウレシイ☆

  • もう何十年かしたらまた本を書いてほしい、と思った。物語が途中までしか描かれていない様な印象。それもそのはず。執筆当時まだ三十歳くらい(?)。実際に”途中”だ。

  • 。「お勧め狂言選」は狂言初心者にとってはとても嬉しい内容。

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著者プロフィール

野村萬斎(のむら・まんさい):1966年東京生まれ。狂言師。祖父、故六世野村万蔵および父、野村万作に師事。重要無形文化財総合指定者。東京藝術大学音楽学部卒業。三歳で初舞台後、国内外で多数の狂言・能公演に参加、普及に貢献する。また、現代劇や映画、テレビドラマなど多数の作品に主演、古典の手法を駆使した作品の演出も多数手がける。1994年に文化庁芸術家在外研修制度により渡英。芸術祭優秀賞、紀伊國屋演劇賞など受賞多数。2002年から22年まで世田谷パブリックシアター芸術監督。現在、東京藝術大学客員教授、石川県立音楽堂邦楽監督、全国公立文化施設協会会長。主な著書に、『萬斎でござる』(朝日文庫)がある。

「2023年 『狂言サイボーグ 増補新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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