中島みゆき最新歌集 1987~2003 (朝日文庫)

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  • 朝日新聞社
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  • Amazon.co.jp ・本 (526ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022614117

作品紹介・あらすじ

1975年のデビュー以来、その独特な魅力をたたえた楽曲で日本のミュージックシーンのトップに君臨し続ける、不世出のアーティスト・中島みゆき。本書は1987年から現在に至るまでのシングルやアルバム、コンサート"夜会"での全229曲を収めた、待望の最新歌集。

感想・レビュー・書評

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  • 中高一貫の女子校に通っていました。色々と変わった伝統があり、独特の雰囲気があったような。。
    今でも青春の記憶は色褪せません。

    周辺の男子校生や大学生の入場を規制するため招待チケット制で来場者を管理していた文化祭。
    食べ物を扱う模擬店の出店が禁じられていたので、ポスターによる研究発表や演劇部・軽音楽部による演目以外これといったイベントのない全校生徒のエネルギーの注ぎどころは合唱コンクールただひとつ。

    中学生のうちは可愛らしい曲も選ばれるわけですが高校生になると何故か中島みゆき率60%。
    上級生が練習しているみゆきソングに憧れ、歌える学年になることを待ち望む下級生。
    「With」「瞬きもせず」「誕生」あたりが鉄板で(他の方の歌なら「道化師のソネット」「想い出がいっぱい」なども)、夕暮れのなかレンガ造りの校舎のいたるところで少女たちの歌声が聞こえてきます。

    高3の全体合唱ともなるとこみあげてくるものがあり、生徒はもちろん、娘の成長に目頭を押さえるママさんたち。
    完成した合唱CDには思いっきり皆の嗚咽が録音されていました。
    みゆきを聴くたびそんなしょっぱい青春が思い出されます。

    「慟哭」も「MUGO・ん…色っぽい」も「雪・月・花」もみゆき作詞だったとは初めて知りました。
    「くらやみ乙女」、「新曾根崎心中」、「あどけない話」、「恋文」怖いです。ぞっとします。youtubeで探してみよう。

    やっぱりすごい歌手です、みゆき。

    • まろんさん
      中島みゆき率60%の合唱コンクール!素敵♪
      知性と感性のバランスがすばらしい学校だったのだなぁ、と思います。

      私は高校まで北海道で育ったの...
      中島みゆき率60%の合唱コンクール!素敵♪
      知性と感性のバランスがすばらしい学校だったのだなぁ、と思います。

      私は高校まで北海道で育ったので、
      なんだか中島みゆきは北海道の誇り♪みたいに
      勝手に思っているところがあったりして。
      年齢を重ねながら、彼女にしか描けない世界を
      どんどん拡げて曲にし、歌い続ける中島みゆき、
      ほんとうにすごい人です(*^_^*)
      2012/08/28
    • hetarebooksさん
      まろんさん

      いつも花丸ありがとうございます☆

      今でも同級生で集まると合唱コンクールの思い出話で盛り上がるんですよ♪
      知性…はと...
      まろんさん

      いつも花丸ありがとうございます☆

      今でも同級生で集まると合唱コンクールの思い出話で盛り上がるんですよ♪
      知性…はともかく(ゴホンゴホン)、感性は豊かに育ってきました^^;

      まろんさん、北海道育ちだったのですね!
      あたたかくて包容力があって、優しい人柄をレビューから感じていたのですが、北海道出身とお聞きしてなんだか納得です~。

      みゆきさん、女性の心理を歌うのが本当に上手いですよね~。
      2012/08/29
  • 【目次】
     「言葉と孤独」
    ★1987
     クリスマスソングを唄うように/空港日誌/未完成/御機嫌如何/シュガー
    ★1988
     涙−Made in tears−/仮面/湾岸24時/土用波/泥は降りしきる/ミュージシャン/黄色い犬/クレンジング クリーム/ローリング/あり,か/おとぎばなし/FU−JI−TSU/証拠をみせて/ブリリアント・ホワイト/さよならの逆説/裸爪ハダシのライオン/MUGO・ん/群衆/野ウサギのように/フラフラ/MEGAMI/気にしないで/十二月/たとえ世界が空から落ちても/愛よりも/吹雪
    ★1989
     あした/グッバイ ガール/な・ま・い・き/肩幅の未来/黄砂に吹かれて/秋子/二隻の舟/くらやみ乙女
    ★1990
     笑ってよエンジェル/365の夜と昼/夜を往け/ふたつの炎/三分後に捨ててもいい/新曾根崎心中/君の昔を/遠雷/ふたりは/北の国の習い/with/私について/TEL.…ME/Maybe
    ★1991
     Embrace/つぎはぎのポートレイト/トーキョー迷子/C.Q./おだやかな時代/渚へ/永久欠番/た・わ・わ/サッポロSNOWY/南三条/炎と水/萩野原/殺してしまおう/I love him
    ★1992
     誕生/あどけない話/浅い眠り/親愛なる者へ/花束を私のために/EAST ASIA/やばい恋/此処じゃない何処かへ/妹じゃあるまいし/糸/風の姿/泣かないでアマテラス/DIAMOND CAGE
    ★1993
     慟哭/コール/他人の街/そのあとは雨の中/ジェラシー・ジェラシー/兆しのシーズン/かもめの歌/夢みる勇気チカラ/孤独の肖像1st./人待ち歌/最後の女神
    ★1994
     あの人に似ている/きっと愛がある/空と君のあいだに/もう桟橋に灯りは点らない/バラ色の未来/ひまわり“SUNWARD”/アンテナの街/てんびん秤/流星/夢だったんだね/風にならないか/YOU NEVER NEED ME/眠らないで/思い出させてあげる/子守歌/生きてゆくおまえ/シャングリラ
    ★1995
     旅人のうた/SE・TSU・NA・KU・TE/永遠の嘘をついてくれ/TOURIST/一人旅のススメ/拾われた猫のように/誰かが私を憎んでいる/この思いに偽りはなく/一人で生まれて来たのだから/途方に暮れて/ハリネズミ/市場は眠らない/紅い河/七月のジャスミン/自白/目撃者の証言/幸せになりなさい
    ★1996
     激情/伝説/ALONE,PLEASE/それは愛ではない/なつかない猫/SINGLES BAR/蒼い時代/たかが愛/阿檀の木の下で/パラダイス・カフェ/目を開けて最初に君を見たい/JBCのテーマ/エコー/誰だってナイフになれる/RAIN/公然の秘密
    ★1997
     幸せ/You don't know/愛情物語/紅灯の海
    ★1998
     命の別名/雪・月・花/わたしの子供になりなさい/下町の上,山の手の下/清流/私たちは春の中で/木曜の夜/4.2.3./瞬きもせず/夢を叶えて/夢の代わりに/夢を叶えて/I am/故国/I am/カレンダー/知人・友人・愛人・家人/空しき人へ/夢の代わりに/献灯/明日なき我等/フロンティア/叶わぬ夢
    ★1999
     竹の歌/NEVER CRY OVER SPILT MILK/いつか夢の中へ/羊の言葉/異国の女/あなたの言葉がわからない/難破船/Good Morning, Mr.Castaway/LAST SCENE/女という商売/SMILE,SMILE/PAIN/白菊/時効/愛から遠く離れて
    ★2000
     握手/地上の星/ヘッドライト・テールライト/帰省/夢の通り道を僕は歩いている/後悔/MERRY-GO-ROUND/天使の階段/過ぎゆく夏/結婚/粉雪は忘れ薬/Tell Me, Sister/朱色の花を抱きしめて/朱を奪う紫/疑えばきりがない/ツンドラ・バード/記憶/六花
    ★2001囁く雨/相席/樹高千畳 落葉帰根/あのバスに/心守歌/カーニヴァルだったね/夜行/月迎え/LOVERS ONLY
    ★2002
     陽紡ぎ歌/紫の桜/騙りの庭/凍原楼閣/街路樹/氷脈/何を待っているの/氷を踏んで
    ★2003
     銀の龍の背に乗って/恋文/恋とはかぎらない/川風/ミラージュ・ホテル/寄り添う風/情婦の証言/ナイトキャップ・スペシャル/月夜同舟/思い出だけではつらすぎる
     解説(田家秀樹)
     ディスコグラフィー

  • 中島みゆきの歌が好きです。
    特に彼女の選ぶ「言葉」に、考えさせられたり、心打たれたり。

    「歌詞」であり「詩」でもある彼女の歌集

    つづられた「言葉」からも、また歌声とは違う響きが感じられます。

    まさに中島みゆきは言霊(ことだま)の達人

  • 2003年までのほぼ全ての歌詞をフォローしているのがいい。

  • 彼女を語る人は多々あれど、言霊を感じられる数少ない人であると思っています。言葉の力に圧倒されます。

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著者プロフィール

中島みゆき
1952年札幌市生まれ。藤女子大学文学部国文学科卒。75年「アザミ嬢のララバイ」でデビュー。同年、世界歌謡祭「時代」でグランプリを受賞。76年ファーストアルバム「私の声が聞こえますか」をリリース。アルバム、ビデオ、コンサート、夜会、ラジオパーソナリティ、TV・映画のテーマソング、楽曲提供、小説・詩・エッセイなどの執筆と幅広く活動。

「2020年 『中島みゆき第二詩集 四十行のひとりごと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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