耳のこり

著者 :
  • 朝日新聞社
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本棚登録 : 164
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022614469

感想・レビュー・書評

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  • 群さんの本での対談を読んだことで芋づる式読書♡

    文章力のすごさはもちろん、観察力に圧倒されたり、
    吹き出せずにいられない爆発力のあるネタだったり。

    爆笑したのは深田恭子ちゃん。
    ご本人曰く、前世はイルカで前々世は
    マリーアントワネットだったらしい。
    根拠は大好きだから。

    マリー時代に多くの人に苦しみを与えたため、
    次はイルカに生まれ変わり人々に幸せを与え、
    マリーの施した悪をイルカで浄化した絵図。
    マリーと恭子の間にイルカを挟んだ彼女の本気と
    そこにつっかかるナンシーさんの天晴さ。

    マスコミの情報操作に真っ向から挑み、
    松岡修造の熱さにもいち早く反応したナンシーさん。
    ナンシーさんが生きていたら今の日本や
    来るオリンピック、ぼんやりとしてしまった
    日本の文化をどう斬ってくれたのかつくづく惜しい。

  • まったく色褪せてない。
    モヤモヤを言語化される感じが心地いい。

    急逝なんかせずに、今この時代も斬ってほしかったよ。

  • 友人からお借りして読んだ本。
    自分では買うタイプの本ではないので、読めて嬉しかった!

    ナンシー関さんがコラムニストで、もう亡くなられていることは知っていたけれど、こんなにズバズバと書く人なんだと驚き!
    20年前の内容なので、何となくそんなことあったねと思い出しながら読んだり、全然知らない人がでてきても文章が軽快で面白いので楽しめました。

  • 2017/08/30

  • 若くして亡くなって15年、でもたまにナンシー関さんの本が読みたくなるんだなぁ。
    出版されてるのは、最新でも15年前だから、ネタとしちゃ古くて、あ、こんな人いたなぁとか、こんな人いたっけ?とか、あぁ、あったあった!こんな事!といった感満載なんだけど、それでも誰もがテレビを見てモヤっとしてた事を的確な日本語で言い表わしてくれて、そうそう!あのモヤっとはこういうことだったのよ!と膝を打つ。
    亡くなって15年の間に、これをナンシー関さんならどう描いてくれるかなぁと思う事がいっぱいあって、本当に残念で仕方ない。
    でもナンシー関さんを知らない世代でも、ファンが増えてると聞き、あの日本語のチョイスの素晴らしさ!は今尚人を惹きつけるんだなぁと感心。
    また他の本も読み返してみよ。

  • 作者が生きていたら、是非ともこの続きを読んでみたいと思います。

  • これは好きなタイプのエッセイだろ、と思って買ったらそうでもなかった。ちょっと毒が多すぎて…。ヤワラさんについてのスタンスは共感するけど。これらのネタが旬の時に読めばまた違った感想になったのかな。

  • テレビを見る時間はめっきり減ったけど、ナンシー関がもし生きてエッセーを書き続けてくれていたら…きっと確認したいがためだけにテレビをもっと見てた気がする。

  • このシリーズもうどれが既読でどれが未読だかさっぱりわからんくなっちゃったんだけど…
    覚えなかったし未読だったぽいな
    内容は安定のナンシークオリティ
    10年たった今になって読むと、そういえばこういうことあったなぁと懐かしくも読めるね。

  • 最後の文庫版…!

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著者プロフィール

1962-2002 青森県生まれ。法政大学中退。消しゴム版画家。雑誌のエッセイや対談でも活躍中。著書に『ナンシー関の顔面手帖94夏』『信仰の現場』『小耳にはさもう』ほか多数。

「2014年 『語りあかそう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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