- Amazon.co.jp ・本 (393ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022614476
感想・レビュー・書評
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宮台真司と宮崎哲弥は二人とも好きだから古本で適当に買ったんだけど、これめっちゃ昔の本だったのかよ(笑)サイゾーで連載していた対談本だということすら知らなかったし。発売日2004年だけど、実際ここに記されている対談の最初の頃とか1999年だし(笑)話題で猿岩石とか出てきてるし(笑)
それにしてもこの二人って本当に知識の幅が広いよね。こういうレベルでおれも話してみたいけど、圧倒的に知識量が足りないよな~そもそも能力もだけど(笑)
サブカルやJ-POPや映画の話から、セックスだスワッピングの話やら、思想や政治や宗教の話まで、この二人で話せないジャンルの話なんてあるのかって思う。そんな博識な二人なんだけど、冒頭で書いてるように、宮崎氏は慶應時代、宮台氏には到底かなわないと悟ったって宮台真司本当にすごいよな~。この本おもしろいんだけど、読者的に対談者ほどの知識や語彙力がないから、話を理解するのが難しい時がある(笑)
なんつーかdragon ashやgrapevineやtriceratopsの話題が出てきて、超懐かしいって思ったり、この二人からこのワードが出てくるのかって驚いた。そして、一々dragon ashに対しての深い考察もすごいなって思う。映画とか音楽に対してこの二人みたいな見方ができるのって結構理想だわ~(笑)それにしても10年以上昔の本だから、話のネタが古い(笑)政治でいうと小泉さんがやっと総理大臣になった時で二人で盛り上がってるところだし(笑)あと、911のテロが与えた映画への影響の考察とかもおもしろかった。映画の「EUREKA」観てみようとも思ったし。途中でおれが大好きな東さんが乱入してきた回もあってよかった(笑)
インテリ二人の好き勝手話してる感じの対談は色々楽しかったです(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2000年代から以降、右だ左だ資本だ社会だという議論が意味をなさなくなったとうすうす感じていたことを確信に変えてくれた。博覧強記の上にしっかりと立って、未だ確立していないポスト・ポストモダンの道標を示そうとしてくれている。この一巻を読んだ後、すっ飛ばして最新刊を読んでみようと思う。
あ、苫米地ゲスト回は、完全に企画ミスで、辟易しているところが味わい深い鼎談になってる。 -
社会学者の宮台真司と評論家の宮崎哲弥の対談です。評論家の東浩紀や映画監督の青山真治がゲストに招かれる会もあります。
前半では、性やサブカルチャーを題材に、記憶資源を活用することで「終わりなき日常」をまったり生きる知恵が主題となっています。後半では、小泉内閣やアメリカの同時多発テロなど、政治的な話題が多くなっています。
とくに宮台のリベラリズムに深い理解を持つ宮崎が対談相手ということもあって、宮台のリベラリズムの内実や弱点についてのかなり突っ込んだ議論が展開されていて、興味深く読みました。 -
13005
サイゾー連載 -
10年も前のものを読んでも・・・という気もするが、意外と読めた。
社会的構造の問題や日本人的なるものは何も変わってないからか。。
なにより自分の知識の浅さも相変わらずだということが良く分かった・・・ -
共感できるところは多々あるけれど、彼らの希望を述べているにすぎない。
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雑誌サイゾーで連載中の対談集。専門用語も多いけどちゃんと説明文があるのがいぃですねぇ。
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宮台真司と宮崎哲弥という「朝まで生テレビ」でもおなじみの2人の対談。対談の中身は幅広く、それでいて深い。とても勉強になるし、楽しめる本です。