仏音 最後の名僧10人が語る「生きる喜び」 (朝日文庫)

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著者 : 高瀬広居
  • 朝日新聞社 (2004年9月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022614537

仏音 最後の名僧10人が語る「生きる喜び」 (朝日文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 2002年発刊の本の文庫版です。
    しかし、内容は色あせていません。
    ちょっと仏教系の本を読んでいないと単語や内容がちと?な部分はありますが「生きる」という事に対し10人の名僧がそれぞれの見識を示しています。
    しかし、読み終わって思うのはあの人はこう言う考えで、あの人はこう、と言うバラバラなものではなく。
    まるで登場人物は一人なのではない思うような真直ぐな筋が見えます
    (あくまで私はですけどね)
    宗教アレルギーの多い日本人ですが、葬式仏教や守銭奴のような坊主しか想像できない仏教と言うものの本質がここにはあると感じました。
    最後にひとつ
    「己を知る物は常に正しい」
    これは本に登場する僧の好きな言葉です。この言葉、なんか響きました!
    決して自己中な俺は常に正しいって意味ではありませんから悪しからず

  • 日本はいやおうなく国際社会に出ていかなければならない。しかし固有の日本人がしっかりしていないと、泥沼になる。炉心になる精神がしっかりしていないと、溶けてしまう。今の日本はあまりにもだらしない。
    自分の悩みにとらわれ、座禅で救われよう、もの足りようと狂い回り、里理を手ごめにしてやろうとのたうつ自分を捨てよ、手放しでいけ!
    日本人は時間的なつながりでは東洋の世界に生きている。だが事実としてはヨーロッパ文明で生活している。
    人間が信じようと信じまいと、私たちのうちに働く力はありてある仏性。
    人間は自分の力で生まれたり死んだりするんじゃなくて、おのおのの思いを超えたところで生まれ、死んでゆくのですよ。
    座禅の時は一切を手放す。仏教は思想でも文化でもない。頭の産物ではない。
    仏教の根本を貫く態度を学ぼうとしないこと、そこに現代人の狂気と混乱があるわけだ。
    知恵はしまっておいていいのです。知識はなくてもいいのです。知恵というものは、いわば愛と表裏の関係にある。
    大いに疑え、何を?自分をだ。物事は疑えば疑うほど深くなる。自己の本知本能とは何か、疑い、苦しむ。
    日本人には宗教心がない。
    根底には苦悩というものは固定的なものではなく、流動的、発展的な景気をもつものであり、苦は楽に転化するものだという相対的な自覚がある。
    人間は創造的主体であり、ものを創り出すのが人間です。その作り出したものに支配され、苦しむのも人間だ。

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