戦争と天皇と三島由紀夫 (朝日文庫 ほ 13-1)

  • 朝日新聞出版
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022615879

感想・レビュー・書評

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  • 「GHQが226事件を民主主義的革命と評価した」というのは松本健一らしい解釈ではあるし、北一輝の『日本改造法案大綱』の精神が日本国憲法に反映されているという説もあるようだが、そのような解釈が現代において支持されているとは言えない状況をどう評価すべきなのかという課題があるように思える。

  • 天皇と戦争と三島由紀夫と、あと小泉純一郎(刊行が05年、文庫化が08年)。各項の主題よりも、むしろちょいちょい出てくる枝葉??松本健一の抱く改憲論とか、岸信介が大戦末期には反東條派に回っていたこと等??が興味深かったりして。改めて、歴史における解釈や見解の多様性を実感した次第。

  • 本書は朝日カルチャーセンターで行われた対談をまとめたものである。戦争と天皇制と戦後政治史に対する識者たちの考察は興味深い。
    特に小泉政治に対する分析は貴重である。

  • あくまでも、楽しむ本という感じ

  • 1月18日 ~ 1月23 日

    昭和天皇と戦争の関係について。こんなことが研究、発言できる時代になったのかと驚くと同時に非常に興味深く読むことができた。ただ、まだまだ研究途上の分野であり、よく言う昭和天皇の戦争に対する責任はまだ簡単に結論はだせないと思う。

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著者プロフィール

1939年生まれ。同志社大学卒業。ノンフィクション作家。とくに昭和期の軍事主導体制についての論考が多い。

「2022年 『時代の反逆者たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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