名文を書かない文章講座 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022615947

感想・レビュー・書評

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  • 印象に残ったのは「地の文」と「描写」をはっきりと分けている点。そして、「描写とは書き手の主観に偏ることである。ありのままの対象を書くことではない」と言い切っている点。他にも役に立つ注意が色々あり、おススメ。名文を書かない文章講座とは言いつつ、村田さんの歯切れの良い文章は名文と呼ぶに値する(村田さんが想定している「名文」とはいわゆる美文のことなのだろう)。

  • ほんと、いい文章ってのはこなれたものでも美しいものでも流麗なものでもなく、誰にも書けないものを誰にでもわかるように書かれたもの、なんだよなあ。賛成。

  • この本自体、名文の数々だったが、どうしてくれよう。

    「脳のネジは手足についている」
    「思考というものは本来ゴツゴツしている」
    「部分こそ命」などなど。
    素人さんのエッセイから、作家の小説まで数多の引用を施し、文章を書くことは簡単なんだよ、楽しみましょうと手を引いてくれる一冊。
    こう書けとか、こうゆうのがいい文章だ、とゆう話は一切ない。

    なにか書きたいなーと思って足踏みしてる人の背中を優しく押してくれる本でした。

  • 新刊の原稿の度に読み返す。効果が出ているのかはわからんけども(・ω・`)

    ラノ研の管理人さんが、文章講座系の本の中でイチオシしてただけはあるかと。

    文章って好みがあるかと思うんですが、私は著者の考え方が好きっす。なので何度も読んでます。

  • いろいろな作家の文章が取り上げられていて、それを本を書くって視点で見ることができるので面白い。語彙や比喩が多い、または凝っていることへの信仰はやめなさい、て指摘はたしかに! 
    椋鳩十さんの初期の小説の一部が取り上げられていて、骨太な文章がかっこよかったー。その小説で文学界から追放されて、のちに児童文学作家として舞い戻ってくるってすごい。
    文章は書かないが、小説を読むときにただ文章を読むだけじゃなくて、文章を味わいつくせるようになれるかもしてないと思った。技巧的なことじゃなく、書き方って大事なんだと思う。

  • 2008.10.5購入

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プロフィール

1945年、福岡県北九州市生まれ。87年、「鍋の中」で第95回芥川賞を受賞。90年、『白い山』で女流文学賞、92年、『真夜中の自転車』で平林たい子文学賞、97年、『蟹女』で紫式部文学賞、98年、「望潮」で川端康成文学賞、99年、『龍秘御天歌』で芸術選奨文部大臣賞、2010年、『故郷のわが家』で野間文芸賞を受賞。

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