西太后とフランス帰りの通訳 (朝日文庫 わ 10-1)

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022615961

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  • 清朝末期の権力者・西太后と、西太后に仕えた帰国子女。

    長くヨーロッパで暮らし、外国語や西洋の知識・教養を身に着けた外交官の姉妹。西太后は彼女らを重用し、破格の待遇で傍近くに置いた。


    本書は物語調というか、読みやすくはあるが若干物足りないかんじ。
    せっかく面白いテーマなので、もう少し詳しく読んでみたいと思った。

  • 西太后の通訳・裕徳齢の話/指婚制度:陛下が結婚相手を決める制度で、満州貴族の娘は14歳になると全て宮中に召されて選秀女で本人の意思とは全く無関係に皇帝の側室に選ばれてしまうことがある/清朝宮廷では「牛肉」を食べる事は禁止されていた/現存する西太后の写真は裕徳齢の兄・勛齢が撮ったもの/中国で「蝶」は80歳以上の老人を表し、百匹の蝶には「長寿」の意が込められる。また中国にふるくからある悲恋物語・梁山泊と祝英台では男女の主人公が死後に二匹の蝶となるという設定。「蝶」は自由と幸福のシンボル

  • 西太后に通訳として仕えた,裕徳齢を追いかけた小説。プリンセスダーリンは、1905年の父の死後、アメリカの外交官と結婚して、西太后のもとを去ることになる。西太后とダーリンとの交流から、当時のようすが見える。

  • これってノンフィクションなのか小説なのか、今一つわかりませんでしたが、側近く使えると稀代の悪女と言われた西太后の人間らしい一面もわかるものなんですね。

  • 徳齢が自由だ・・・。
    この時代でこれだけ自由に生きた人間もいるんだねぇ。

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