アフリカを食べる/アフリカで寝る (朝日文庫 ま 16-5)

著者 : 松本仁一
  • 朝日新聞出版 (2008年11月7日発売)
3.70
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  • 本棚登録 :84
  • レビュー :7
  • Amazon.co.jp ・本 (462ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022616036

作品紹介

記者としてアフリカに暮らした著者が、アフリカ全土を縦横無尽に歩き、現地の食を食べながら、等身大のアフリカの姿を描く。「食べる」「寝る」という当たり前の行為を通して社会や文化の姿を浮き彫りにし、異文化との出会い、異文化理解のひとつのあり方を提示する。

アフリカを食べる/アフリカで寝る (朝日文庫 ま 16-5)の感想・レビュー・書評

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  • 表紙みたときは珍しい食べ物や寝床の紹介だと思って興味本位で買ったら全然違った。食べ物や寝床にチラチラ触れながら、アフリカの国々の情勢や帝国主義国家の罪を描いたり、現地の人や悪人との触れ合いを描いていた。予想とは全然違う内容だったけど社会赤点の自分にもすごく分かり易くて印象に残りやすい説明だったし、この人の他の本も読んでみようと思った。
    日本人からしたらゲテモノでも、現地の人にとっては生活と共にある食材なのだから、拒否したり嫌悪感を出すことはしてはいけない、って書いてあるけど、さすがに羊の頭の丸焼きやその目玉を差し出されたらびびるだろう。それは他の文化を拒否してる訳では決してなくて、異なる食文化への自然な防衛反応だと思う
    逆に何でも抵抗なくどんどん食べてしまうのは警戒心が退化してると考えてもいいのでは

  • (エチオピアにて)
    宿屋の主人に、食事ができるか尋ねた。せめてスープとパンがあれば、と覚悟していたが、なんとインジェラが一食分あるという。街道筋の町では、よその土地でとれたテフがやみで手に入るらしい。羊肉のワットしかないと主人は恐縮していたが、それがあれば十分だ。腹がくうくう鳴った。
    食事を始めて、だれかに見られているような気がした。顔を上げると、食堂の窓ガラスに無数の子供たちの顔が張りつき、あえぐように口を開けて、私の手元を見つめている。難民の子供たちだった。ワットのにおいにひかれ、宿屋の石垣を乗り越えて入り込んだのだ。
    主人が竹ぼうきを振り回し、大声で追い払った。大好物のインジェラだが、私はそれ以上食事を続ける気にはなれなかった。p100-101

  • 「アフリカを食べる」だけ読んでやめてしまいました・・・。

    アフリカという場所が僕にはとても魅力的なので、著者がみた「アフリカ」を知るのもまた面白くて、読んでいました。

    が、一番伝えたかったであろう部分について、著者が想像したことによって書かれていることが多いし、話がよく飛ぶので、あんまり説得力がなかったと思いました。

    それと「なんともいえない」とよくかいていたけど、新聞記者なんだし、そう言わずに表現してほしいと思いましたw

  • 【資料ID】110650
    【分類】302.4/Ma81

  •  タイトルの通り、著者がアフリカで体験した食べたもの、寝るところに関する短いエピソードのエッセイ(というかノンフィクションなのかな)。
     最初は「なんか一方的な見方」と感じてたんだけど、読み進むうちに、そんなことは無いことに気づく。

     むしろ、偏見があると感じた自分の心に偏見があるのだろうと。偏見を恐れるあまり「わかったような気になってしまう」ところがあるんだろうなぁと気づいた。

     たとえ偏っていようとも、感じたことを書き、体験してみて、それを素直に表現する本書は実に面白かった。
     そして面白いといえぬほど、アフリカは凄いところなんだろうな。(先日読んだ天の方舟に書かれていたODAの汚染についても考えさせられた)

  • 南雲先生おすすめ

  • 『カラシニコフ』、『アフリカ・レポート』など深刻化するアフリカの問題について書かれた本の著者である元朝日新聞記者の松本仁一さんのやや肩の力を抜いたエッセイ集です。ジャーナリストとして長期に渡りアフリカに住み、飛び回った著者が、アフリカでの食事や宿泊をテーマにして書きつないでいます。

    結構、無茶をしているようですが、こうでないといけないのでしょうね。
    『カラシニコフ』、『アフリカ・レポート』を読んだ上で読むと、あらためて著者のアフリカに対する思いが伝わってくる気がします。

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アフリカを食べる/アフリカで寝る (朝日文庫 ま 16-5)はこんな本です

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