中国料理の迷宮 (朝日文庫)

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著者 : 勝見洋一
  • 朝日新聞出版 (2009年7月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022616319

中国料理の迷宮 (朝日文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 新書文庫

  • 友人の勧めで読んでみました。
    ありきたりな料理解説書ではなく、著者の貴重すぎる実体験や、過去の歴史についての著者なりの解釈が纏められていて、料理を窓口にしつつも、それぞれの時代を俯瞰しているような感覚でした。

    気軽に中華料理、と呼んでしまうけれど、この本では「国家の体制とともに名称が変わるのは当然」として中国料理と呼称しています。最初は??と思いましたが、読み進めるにつれて国家、政治が料理に与えた影響の大きさとともに、そういう考え方もあるのかとちょっと納得感が生まれました。

    香港の返還にも触れ(20年近く前で学生の頃だったので、個人的には記憶があまりないのですが)、香港の料理の特色は「雑味と雑味の結婚」「『悪』の魅力が横溢した味覚」とし、返還でその艶が失われようとしていると嘆く。香港は今も賑やかな街ではあるけど、確かにアクのようなものは少し薄れたのかもしれないと感じました。

  • 料理店から見る文化大革命が面白かった。

  • この本を読み始めたその日に、著者の訃報を新聞で見た。
    六十代半ばの若さだったとは・・・

    最初は、中国料理(八大料理とかなんとか)の解説なのかと思っていたら、とんでもなかった。
    文革時に中国に滞在していたという、この人ならではの稀有の本だった。

    前半の、北京の味がどのように変化していったかという話も面白い。
    漢族にとっては異民族の元や清の国ができることで、地元の料理と混交していったこと。
    街の味、庶民の料理がどのようなものであったかということ。
    料理だけではなく、接待の習慣やそれに伴って発達した飯荘など外食文化のことも書かれていた。

    文革中の話は、ただただ唖然。
    「革命料理」という名の、とんでもなく質の悪い料理・・・。
    ぜひとも写真で載せて欲しいところだ。
    その一方、政府要人たちのための極上の料理。
    それを味わうことが出来たこの著者って、一体どんな人なのかと思う。

  • 文革前と文革後の「中国」料理の話
    政治的な理由で料理が変わるなんて、考えたことなかった

  • 中華レストランのガイドブックではありません。1949年中華人民共和国成立の日、北京飯店で催された建国祝賀国家宴席でのメニュー。中華料理の歴史。政治と料理。類書のない、インスパイアされることの多い本でした。

  • 2010/6/7
    飽きてしまった。。。

    2010/5/14
    読んです。随分前から読んでたのですが、登録漏れですね。。

  • 講談社現代新書がasahi文庫になったんですね。

  • 北京になじみの深い古美術商が書いた中華料理の本。あえて「中国」料理にしているには理由があり、中華人民共和国の代表する料理はあくまでも北京料理であった(ただし文化大革命前まで)というこだわり、愛着がある。香港料理を認めつつも、認めたくない北京への愛着。たぶんおしかったのだろう。文革の前までは。北京料理の骨格は実は山東人が作ったといのは驚きの事実。

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