誰も国境を知らない 揺れ動いた「日本のかたち」をたどる旅 (朝日文庫)
- 朝日新聞出版 (2012年11月7日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022617408
感想・レビュー・書評
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少年の日、国境とは憎むべき障壁でありながらも憧憬の地でもあった。当時読み耽っていたヘッセの影響であろう。旅人は国境を憎むと唄いながらも南伊へと峠を越える旅の描写は哀しいまでに美しかった。日本は島国の宿命から国境は全て海上となり国境巡りは必然、島旅となる。私が知るのは対馬と与那国だけであり島々を取り巻く状況を思えば、北方領土、沖ノ鳥島、竹島、尖閣諸島の地を踏むのは当面難しそうだ。以前、釧路の友人と国後の爺々岳への道を夢想したのが妙に懐かしい。尖閣諸島に関する纏まった文書を初めて読んだ。沖ノ鳥島が島かは微妙。
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素人ぽい文章と考え方がすごく良い。褒めてます。右にもよらず左にも寄らず。
「日本周辺の白地図を広げて「日本の領土ってどこまでだと思う?」とたずねてみても、正確なところを答えられる人はわずかだろう」
「僕は「国境の島」が押し付けられた痛みを想像したい」 -
国境の島のルポ?
ちょっと意識が高く行動力が少しある人の書いた旅日記?
まぁ、この薄さがいいのか? -
なんか、釈然としない。
報道を目的としているのであれば、理解できるのだが、
読んでいると、単に興味本位で竹島や尖閣諸島、北方領土に
行っているような気がしてならない。
行ったことがあるならば、もっと伝えることがあるはずだ。
著者プロフィール
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