小学生に授業 (朝日文庫)

  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 58
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022617460

作品紹介・あらすじ

「どうして勉強しなくちゃいけないの?」「わかりませーん」。小学校の教壇に立った、世界的権威の教授陣が、子供たちの率直な発言に、あらゆる知識を総動員し、身振り手振りを交えて白熱の授業を繰り広げていく。笑いあり、突っ込みありの9時限をライブ収録。

感想・レビュー・書評

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  • 国際日本文化研究センター(日文研:ニチブンケン)という一風変わった研究所が京都の西の端、桂坂にあります。近代的な中に日本風の様式を組み込んだなかなかしゃれた建物です。その研究所にはいろいろな分野のちょっとおもしろい先生方が集まっていらっしゃいます。その先生たちが隣の小学校で45分1回きりの授業をされています。そのようすが本書にまとめられました。現在この研究所では「小学生の授業ができないようでは、日文研の教授は務まらない」などと言われているのだそうです。だいたい大学の授業なんてつまらないものでしたが、これらの授業はいかがでしょう。ご一読を。ラインナップは 梅原猛「学問の楽しさ」、山折哲雄「宮沢賢治」、河合隼雄「道徳」、尾本恵市「自然に学ぶ」、井波律子「三国志」、芳賀徹「俳句」、木村汎「交渉」、山田慶兒「時を計る」、安田喜憲「地中の花粉」
    ここで提案です。どうでしょう、この記事を読んでいただいた保護者のみなさんの中で小学生に授業をしてもいいかなと思われた方、ぜひご連絡下さい。なかみは何でも結構です。専門にされている内容を子供たちにわかりやすくかみくだいて話してみて下さい。きっと刺激になるはずです(どちらにとっても)。(この企画、おもしろいと思ったんだけれど、結局誰からも申し出がなかったなあ。ところで、この本、新規に文庫になっている。えらい、朝日文庫さん。えらそうで、失礼)

  • 子供向けの本って良書が多いと感じます。必ず何か発見があります。分かり易く書くって、作り手としては大変な作業なんでしょうね。ところで、国際日本文化研究センターってそもそもどんな機関なのでしょうか?

  • 20130711読了
    1996年、国際日本文化研究センターの教授陣9名が小学5・6年生向けに行った授業を録画し、文字におこした記録。●テーマはさまざま。小学5・6年生の理解度に合わせようと各人が工夫している様子がうかがえる。途中で終業の鐘がなってしまう回も。●個人的には安田喜憲氏の「地中の花粉」がおもしろかった。

  • その世界では大家と尊敬を集める人ばかり。
    それでいて、その眼差しは温かく、目線は
    子供たちと同じ位置にある。
    こんな授業、受けたいなぁ。

  • 一線で活躍する研究者が、小学生にした授業の内容を文字に起こしたもの。

    程よい読み物でした。

    小学生はどんな反応をしていたのか、気になるなぁ。

  • 学ぶことの大切さを感じることができた。
    梅原猛、木村汎、安田喜憲の話が面白かった。

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著者プロフィール

河合 隼雄(かわい はやお)
1928年6月23日 - 2007年7月19日
兵庫県多紀郡篠山町(現・篠山市)出身。京都大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授。文化功労者。元文化庁長官。1952年京都大学理学部数学科卒業後、京都大学大学院で心理学を学びつつ、数学の高校教諭を兼業した。
天理大学で助教授時代にユング研究所に滞在し、ユング派分析家の資格を取得。日本における分析心理学の普及と実践に邁進。箱庭療法導入者としても知られる。欧米の心理療法を日本文化に根ざす仕方で導入を試みており、日本論・日本文化論の著作も多い。
主な受賞歴に、1982年『昔話と日本人の心』で大佛次郎賞、1988年『明恵 夢を生きる』で新潮学芸賞、1992年日本心理臨床学会賞受賞、1996年NHK放送文化賞をそれぞれ受賞。1995年紫綬褒章、1998年朝日賞、2000年文化功労者顕彰。
なお2012年に一般財団法人河合隼雄財団が設立されており、そこで本人の名を冠した「河合隼雄物語賞・学芸賞」が設けられている。

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